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1年でのJ1復帰を目指す大宮、新戦力が順調仕上がり「声援が力になった」

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[2.11 練習試合 大宮2-0群馬]

 1年でのJ1復帰という目標に向け、新戦力が順調な仕上がりをみせている。大宮アルディージャは11日に行った群馬との練習試合に新加入選手6人が先発。前半26分に名古屋から加わったFWシモビッチのミドルで先制すると、終了間際には新潟から加入したDF酒井宣福のクロスをFW大前元紀が押し込んで、快勝した。

 心強いのは昨季J2で18得点を記録したシモビッチの加入。前線のターゲットマンとしての役割だけでなく、抜群の足もとのテクニックを披露。無料開放されたNACK5スタジアムに詰めかけた約9000人のサポーターを満足させるのに十分な“デビュー戦”だったが、本人は「シンプルにいいタッチが出来た」と、いたって涼しげだ。

 開幕が半月ほど違うJ3クラブとの練習試合で一概に比較はできないが、新戦力のプレーぶりは期待感を煽る。特に右MFでプレーしたMF嶋田慎太郎(←熊本)、ボランチに入ったMF三門雄大(←福岡)はボールに絡むシーンが多く、加入したばかりとは思えぬ存在感を見せていた。

 決意の移籍。22歳の嶋田は下部組織時代から過ごした熊本を離れ、完全移籍での大宮加入を決断した。「成長したい」という思いからだったが、新天地で試合に出ないと意味がない。いきなり勝負のつもりで、新天地での1年目に臨んでいる。

「声援が自分の力になった。すごくいい雰囲気だなと感じた」と笑顔で振り返った新本拠地、NACK5スタジアムでの初陣。これからはここを舞台に、サポーターと喜びを分かち合うための戦いが始まる。「自分を表現していくことが大事になってくる。どんどん表現していきたい」と気合も十分だ。

(取材・文 児玉幸洋)
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