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「帰ってこれてよかった」清武が約2か月ぶりに復帰、尹監督「ブレーキかける必要もある」

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[4.11 J1第7節 川崎F1-2C大阪 等々力]

 背番号10が帰ってきた。右腓腹筋筋損傷で開幕前に離脱していたMF清武弘嗣が2月14日のACL第1節済州戦以来、約2か月ぶりに復帰。昨年2月にセレッソ大阪に戻ってから「5回目」という負傷。「帰ってこれてよかった」。安堵の表情を見せた清武は「去年のリハビリ明けよりいい。あまり違和感なく入れた」と復帰戦を振り返った。

 1点リードの後半27分に出番が訪れた。尹晶煥監督は「今すぐ先発で起用するというのは無理があると思う」と清武の状態を説明し、「少しずつ出場時間を増やしていく方向に向かっている。清武選手は最初から出ると一生懸命やってオーバーしてしまうこともあるので、ブレーキをかける必要もあると思う」と気遣った。

「入る前に、このままいったら5バックにすると(監督が)言っていたので、こういう戦いになるだろうと思った。まずは失点しないように試合に入った」。リードを守ったC大阪は終盤に5バックに変え、守備に重心を置き、2-1で逃げ切った。

 後半45分にはカウンターからチャンスに絡んだ。MF山口蛍が右サイドからFW柿谷曜一朗に展開し、柿谷のスルーパスで左サイドを抜け出したが、終盤で消耗していただけにスピードは上がらず、「疲れました」と苦笑い。「復帰戦としては勝ってよかったし、いい流れできていると思う」。チームは3連勝で4位に浮上。充実の昨季は2冠を手にしただけに、「セレッソは去年だけじゃないと言わせなきゃいけない。今年もいい結果を求めてタイトルを取りにいきたい」と力強く宣言した。

(取材・文 佐藤亜希子)

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