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終了6分前に川又の劇的ヘッド炸裂!柏に逆転の磐田が2連勝飾る

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磐田はMF山田大記が起死回生の同点ミドル

[5.5 J1第13節 柏1-2磐田 三協F柏]

 7位柏レイソルが6位ジュビロ磐田をホームに迎えた一戦は、FW江坂任の2試合連続ゴールで柏が先制。前半のうちにMF山田大記の得点で磐田が同点に追いつくと、後半39分にFW川又堅碁が逆転ゴールを決め、磐田が2連勝を飾った。

 柏は星を五分に戻した前節・湘南戦(○2-1)のスタメンを2人変更。センターバックにDF中山雄太を、トップ下にMF瀬川祐輔を起用した。
 前節・横浜FM戦(○3-1)から先発の2選手を入れ替えた磐田。MF宮崎智彦を左ウイングバックに、MF上原力也をダブルボランチの一角に配した3-4-2-1でスタートした。
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 晴天の下、チケットが完売となった満員の三協フロンテア柏スタジアムで、最初にチャンスをつくったのはホームの柏だった。6分、FWクリスティアーノと左サイドを突破した瀬川のクロスにFW伊東純也が頭で合わせたが、シュートはゴールマウスを外れてしまう。

 瀬川が前後左右に動いてボールを引き出していく柏は、今度は右サイドからチャンスを創出。伊東が瀬川とのワンツーで右サイドを崩すと、DFとGKの間に鋭いボールを送る。これをゴール前でフリーになっていた江坂が押し込み、柏が1点を先制する。

 スピードとテクニックのある柏の前線4選手に翻弄されていた磐田だが、個の力で打破する。23分、左サイドでボールを受けたMF松浦拓弥がドリブルで柏守備陣を切り裂くと中央へ横パス。ワントラップから振り抜かれた山田の右ミドルは、ゴール左隅へと突き刺さり、試合は振り出しに戻る。

 同点にしてから落ち着きを取り戻した磐田は、球際の部分で粘り強く守り、柏のロングボールに対してもオフサイドを奪うなど守備陣が柏にチャンスを与えず、前半を1-1で終えた。

 後半立ち上がり早々、松浦が再び柏守備陣をドリブルで突破し、シュートまで持ちこんだが、ゴールマウスをとらえることはできなかった。

 一方、シュートを打てない展開が続く柏は、MF大谷秀和とFWハモン・ロペスを投入し、打開を図る。敵陣でボールを保持する時間を長くする柏だが、クロスは精度を欠いてしまう。それでも20分にはペナルティエリアの外から強引にシュートまで持ち込み、伊東、MFキム・ボギョンが続けざまに狙ったが磐田守備陣が体を投げ出してシュートブロックに入り、枠までボールを飛ばさない。

 24分には大谷が左サイドから斜めに入れたボールを伊東がヘディングで落とすと、コントロールした江坂がボレーシュートを放つも、GKカミンスキーの正面を突いてしまう。

 守りの展開を強いられていた磐田だが反撃に転じる。30分にはDF高橋祥平のクロスを上原がヘディングで狙ったが、シュートはクロスバーを越えてしまう。それでも39分、途中出場のMF荒木大吾が右サイドでDFを1人かわして中央にクロスを入れると、川又の頭にピタリと合う。強烈なヘディングシュートが柏ゴールを揺らし、磐田が逆転に成功する。

 4分のアディショナルタイムも含めて攻勢をかける柏だが、ゴールは遠く2点目を挙げられないまま試合終了。今季6敗目を喫した。

(取材・文 奥山典幸)

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