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“長崎キラー”トリオが炸裂!!都倉賢の劇的AT弾で札幌がシーソーゲーム制す

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[8.1 J1第19節 長崎2-3札幌 トラスタ]

 J1リーグは1日、第19節を各地で行い、北海道コンサドーレ札幌は敵地でV・ファーレン長崎と対戦し、3-2で劇的勝利をおさめた。

 ホームの長崎は前節のFC東京戦から先発1人を変更し、FWファンマに代わってFW平松宗が1トップを務めた。台風12号の影響により7月28日の第18節が中止となった札幌は7月22日に行われた第17節から先発1人を変更し、出場停止明けのDFキム・ミンテが3試合ぶりに復帰した。

 序盤から一進一退の攻防となり、長崎は前半3分、平松のスルーパスを受けたMF島田譲が左クロスを入れ、ニアサイドのMF鈴木武蔵がヘディングシュート。札幌は13分、MF三好康児がカットインから左足ミドルを狙ったが、シュートは力なくGK徳重健太の正面を突いた。

 前半42分に札幌が決定機を迎える。DF進藤亮佑の右クロスに飛び込んだFWジェイがゴール前で競り勝ち、強烈ヘッドでネットを揺らしたが、岡部拓人主審はファウルの判定を下し、ゴールは取り消された。

 0-0で折り返した後半6分に札幌が試合を動かした。中盤で相手ボールを奪取したMFチャナティップが絶妙な縦パスを通し、三好が浮き球でラストパス。相手DF2人の間に入ったジェイが左足を振り抜き、豪快ボレーでネットを揺らした。

 1点を追う長崎は同13分、平松に代えてFW米田隼也、同25分にMF澤田崇に代えてMF新里涼を投入すると、この交代策が的中する。後半27分、右CKでショートコーナーを選択した流れから、こぼれ球に反応した米田が反転右足シュートを押し込んだ。

 今季、順天堂大から加入したルーキーがプロ初ゴール。追いつかれた札幌だったが、後半30分に再び長崎を突き放す。三好のパスを受けたチャナティップが中に切れ込み、寄せてくるDFをかわして右足シュートをねじ込んだ。

 試合は打ち合いの様相を呈し、後半43分にはスローインの流れから新戦力のDFヨルディ・バイスが左足シュートを沈め、J初ゴール。再び追いついた長崎は後半アディショナルタイム2分、新里の右クロスにMF翁長聖がフリーで抜け出したが、決定機なシュートを外してしまう。

 迎えた後半アディショナルタイム4分、MF駒井善成のミドルシュートがGKに弾かれると、DF石川直樹が相手DFと競り合い、ゴール前にこぼれたボールをFW都倉賢が冷静に押し込んだ。これが劇的な決勝ゴールとなり、3-2でシーソーゲームを制した札幌。5月5日に行われた第13節G大阪戦(2-0)以来、5試合ぶりの白星となり、再開後初勝利を飾った。

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