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0-3からのPK同点劇…5試合ぶり指揮の千葉・エスナイデル監督「感動的な試合だった」

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5試合ぶりのベンチ入りとなった千葉のフアン・エスナイデル監督

[8.12 J2第28節 町田3-3千葉 町田]

「感動的な試合だった」――。5試合ぶりのベンチ入りとなったジェフユナイテッド千葉フアン・エスナイデル監督は、記者会見場に現れると開口一番にそう述べた。3-3の奇跡的な同点劇は3点ビハインドになった劣勢に端を発したが、「両チームとも同じような内容だった」と最終スコアが妥当なものだったと強調した。

 7月15日に行われたツエーゲン金沢戦での「執拗な抗議」により、Jリーグから4試合ベンチ入り停止処分を下されていたエスナイデル監督。5試合ぶりに現場で指揮を執ったこの日も、自チームが不利になるきわどい判定には厳しく疑問の声を投げかけ、後半途中までに3点をリードされるという状況も「誇張されたものだった」と強気に振り返った。

 また後半立ち上がりにMF矢田旭を、同16分にFW指宿洋史を投入した交代策に話が及ぶと、満足そうな笑みを浮かべつつ手応えを述べた。記者からの質問は2本のPK獲得に貢献した指宿についてだったが、「流れを変えたのは矢田と指宿。矢田はボールを持ったら主役になっていた」と自らが信じて送り出した矢田を大いに称えた。

「この結果は偶然ではないが、大事なのは順位が上の相手と引き分けることができたこと。彼らが彼らの強みを出してくれた」。結果をポジティブに受け入れる姿勢を重ね重ね示したアルゼンチン出身の指揮官は所感の最後に「0-3で負けているにもかかわらず、同じように声援を送ってくれた」と付け加え、サポーターへの感謝を表現した。

(取材・文 竹内達也)
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