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枠外連発も強気さ失わず…決勝弾の甲府ジュニオール・バホス「J1への道が見えてきた」

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決勝ゴールを決めたヴァンフォーレ甲府FWジュニオール・バホス

[10.6 J2第36節 東京V0-1甲府 味スタ]

 外し続けた決定機にも決して挫けなかった。チームを3連勝に導く決勝ゴールを奪ったヴァンフォーレ甲府FWジュニオール・バホスは試合後、「今日の勝ちでJ1への道が見えてきた」とJ1復帰に向けて意気込みを示した。

 クロスに合わせたダイレクトシュート、スルーパスからの1対1……。前半から何度もゴールのチャンスはあったが、ことごとくゴールマウスを外れていった。だが、2試合連発を狙う25歳に動揺はなかったという。

「フォワードとしては全てを決めるのは難しい。確率を上げないといけないとは思うけど、次は絶対に決めようと思っていた」。

 その場面は後半27分に訪れた。中盤で縦パスを受け、縦への持ち上がりからFW金園英学にパス。そのままPA内右に駆け込み、リターンを受けて浮き球でおさめると、柔らかいインサイドシュートでファーに流し込んだ。

「甲府からたくさんのサポーターがきてくれて、みんなと喜びを感じたいと思っていた。そして感謝の気持ちを伝えたかった」。一目散にゴール裏に向かったJ・バホスは天を突き上げ歓喜のポーズ。アウェーゴール裏からは声量あるチャントが贈られた。

 これでシーズン10点目。「努力を続けてきたし、チャンスになった時に決め切ることを意識している」というストライカーに結果がついてきた。「できるだけ決めたいけど、数字の目標はない。J1に導ける1点を決められれば十分」。目指す先は1年でのJ1復帰だ。

(取材・文 竹内達也)
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