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大分が首位奪還!! 小手川2発で京都に逆転勝ち、6年ぶりJ1復帰へ破竹の5連勝

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2ゴールを決めた大分トリニータMF小手川宏基

[10.7 J2第36節 大分2-1京都 大銀ド]

 J2リーグは7日、第36節を各地で行い、2位の大分トリニータがホームで京都サンガF.C.と対戦した。立ち上がりに先制されながらもMF小手川宏基の2得点で逆転。2-1での勝利で5連勝を果たし、6試合を残して首位に躍り出た。

 6年ぶりのJ1復帰に向けて好調が続いている大分は現在4連勝中。前節の水戸戦(○2-1)と同じスターティングメンバーで臨んだ。対する京都は降格圏からの浮上を果たし、直近2試合でいずれも完封勝利。同じく前節の熊本戦(○4-0)と同じ11人を並べた。

 試合は早々に動いた。前半6分、京都はMF重廣卓也がゴール前に攻め込むと、PA内左で待っていたMF仙頭啓矢がクロス。このボールはDF福森直也にヘディングでクリアされたが、こぼれ球に反応したFWカイオがボレーで蹴り込んで先制に成功した。

 対する大分は前半13分、京都のバックパスに対してFW伊佐耕平が深くまで追い込み、古巣対戦となったGK清水圭介のパスミスを誘発。低く飛んだボールがDF本多勇喜に当たると、跳ね返ったボールを拾ったMF小手川宏基が無人のゴールに蹴り込んだ。

 同点に追いついて勢いを強める大分はさらに前半15分、DF岩田智輝の斜めパスをFW三平和司がフリックし、DF星雄次が鋭く狙うもDF染谷悠太がギリギリでブロック。同16分にはMF丸谷拓也のミドルがネットを揺らしたが、直前の競り合いでファウルがあったとしてゴールは認められなかった。

 スコアレスで迎えた後半9分、京都はDF石櫃洋祐のFKに2トップ起用のDF田中マルクス闘莉王が合わせたがGK高木駿がビッグセーブ。大分は13分、右サイドを駆け上がったMF松本怜のクロスにニアで小手川が合わせたが、枠内を突いたシュートは清水が横っ飛びで防ぎ、どちらもなかなか譲らない。

 それでも後半21分、ついに大分が均衡を破る。右サイドでボールを持った岩田が前を向き、縦パスを受けた伊佐がダイレクトでフリック。このプレーで京都の最終ラインを見事に破ると、ゴール前に駆け込んだ小手川がこの日2点目のゴールを流し込んだ。

 大分は後半35分、三平に代わって4試合連発中のFW藤本憲明を投入。対する京都はプロ初ゴールを大分銀行ドームで決めたMF岩崎悠人を起用し、前線にピッチ内の長身選手を集めた。だが、最後まで反撃は実らず。勝ち点3を積み重ねた大分は首位の松本と勝ち点で並び、得失点差で上回って首位に立った。

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