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広島GK中林&MF松本、ファンと触れ合い心機一転「皆で優勝に向かって頑張ろう」

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イベントに出席したサンフレッチェ広島GK中林洋次とMF松本泰志

 ニューバランスは28日、サッカーショップKAMO広島パルコ店でイベントを行い、サンフレッチェ広島のGK中林洋次とMF松本泰志が出席。トークショーやじゃんけん大会などでファン・サポーターとの交流を深めた。

 イベント開始を直後に控え、会場に詰め掛けたファン・サポーターが両選手の登場を今か今かと待ちわびていると、両選手がさっそうと姿を現す。会場は大きな拍手に包まれ、前列に構える子供たちは、憧れの選手の登場に目を輝かせた。

 トークショーが開始すると、司会者から「広島のチームメイトの中で、ここが一番すごいという選手を教えてください」との質問に、中林がシュートがうまい選手をFW工藤壮人、シュートが速い選手をMF稲垣祥と挙げると、松本はパスはMF川辺駿が一番うまく、MF柏好文が一番ドリブルがうまいと紹介。また、サッカーを始めたきっかけやリーグ優勝に向けての意気込みを聞かれるだけでなく、ニューバランスのニュースパイク『442(フォーフォートゥー)』の印象を中林が「感覚を研ぎ澄ましてくれるシューズ」、松本が「履いたときのフィット感がすごくいい」と語った。普段は聞けない貴重な話に耳を傾けていたファン・サポーターだったが、その後は直接質問する時間が設けられて、両選手に疑問を投げかける。

 前日に広島のシンボルともいえるMF森崎和幸が今季限りの引退発表をしたばかりということもあって、「森崎選手の引退について」問われた松本は、「カズさんに追い付きたいし、追い越したい。見本になる選手が引退するのは寂しいけど、僕が後継者になれるように頑張りたい」と力強く宣言。その他にも普段の練習内容やドリブルの上達方法を質問される中、時には子供たちから“際どい質問”も飛び出した。

「林(卓人)選手と中林選手のどっちがうまいのですか?」と聞かれた中林は、「難しいことを聞くね…。負けていない自信はあるけど、試合に出ているのは林選手です!」と苦笑しながらも答え、「彼女はいますか?」と問われた松本は「『いる』と言ったら盛り上がるんでしょうけど、いないんですよね」と照れながらも返答している。

 その後はサイン色紙を手渡して、一人ひとりと記念撮影。憧れの選手に挟まれ、満面の笑みを見せて写真に収まったファン・サポーターは、中林、松本とじゃんけんをして勝ち残った一人にサイン入りグッズが贈呈される、じゃんけん大会で大盛り上がり。最後は参加した子供たちが1枚の写真に収まり、盛り上がりを見せたままイベントは終わりを迎えた。

 イベント開始直後からずっと笑顔を見せていたように、ファン・サポーターが両選手との触れ合いを楽しみ、大事な思い出を作ったようだが、それは中林と松本も同様だ。「元気な顔を見てサッカーを頑張ろうと改めて思った」(中林)、「僕自身も楽しむことができて良かった」(松本)と心機一転。ともに「皆で優勝に向かって頑張ろう」と誓ったように、選手、スタッフ、そしてファン・サポーターが一丸となって逆転でのリーグ制覇を目指す。

(取材・文 折戸岳彦)

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