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超絶スルーパスでPK呼び込んだ山田大記、J1残留に安堵「降格することになっても…」

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超絶スルーパスでPK弾を呼び込んだMF山田大記

[12.8 J1参入プレーオフ決定戦 磐田2-0東京V ヤマハ]

 ダメージを伴う一週間前の敗戦から切り替え、ジュビロ磐田はJ1残留を確定した。4日連続の非公開練習でチームは一丸となり、精神的にも立て直した。攻守に際立ったMF山田大記は「とにかくホッとした」と安堵の表情を見せた。

「ある意味、降格することになっても悔いのないサッカーをしたいという思いで試合に入った」。アドバンテージのある磐田は90分を引き分けで終えても残留を決められたが、序盤から攻守にアグレッシブに戦い、主導権を握ってゴールに襲いかかった。

 迎えた前半40分だった。縦パスをFW大久保嘉人が落とし、山田が絶妙なスルーパスを供給。背後に抜け出したFW小川航基がGK上福元直人に倒され、PKを獲得。これを小川航がきっちりと沈め、貴重な先制点となった。息のあった連携に、小川からは「気が合うんすかね」と声をかけられたと言い、「(小川とは)仲良くないんで…冗談ですよ」と笑った。

 決戦の舞台ヤマハスタジアムを1万4588人のサポーターが埋め尽くした。「選手も人間なので恐怖や不安を抱くなかで、前向きにさせてくれるのはサポーター」。大きな声援に残留を後押しされ、「スタジアムに着いてサポーターの姿を見て、絶対に勝つぞという気持ちで試合に入れた」と感謝を述べた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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