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“ミスターアントラーズ”小笠原の引退に岩政氏「昌子や山村よりミツオさんに負けた」

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FIFAクラブワールドカップ2018の3位決定戦がMF小笠原満男のラストマッチとなった

 今年10月に引退を表明した元日本代表DF岩政大樹(36)が鹿島アントラーズ時代の同僚MF小笠原満男の現役引退発表を受けて自身のオフィシャルブログを更新し、思いの丈を綴った。

 小笠原は今年、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)初制覇に貢献し、主要タイトル20冠のうち17冠をもたらした。鹿島の歴史とともに21年間の現役生活を歩んだ小笠原を岩政は「『鹿島のレジェンド』というより、『ミスターアントラーズ』。いつまでも語り継がれていく、鹿島の歴史そのもの」と表現した。

「不屈の精神力は私がこれまで出会った誰も持ち合わせていないものでした。2008年に膝の大怪我をして、その前と後では明らかにプレーが変わりました。キックのキレも以前よりは落ちたように感じました」。膝の状態を知る身として、「正直に言って、あの足でここまでミツオさんがやってこられるとは私は思わなかったのです」と綴った。

 岩政は2004年に鹿島に入団し、13年に退団。当時決断した理由の一つを「ミツオさんの健在ぶり」だったと明かし、「ピッチ上で若い選手をまとめる役は一人で充分。ミツオさんか僕か。私は昌子や山村に負けたという感覚より、ミツオさんに負けたと思ったのです」と続けた。

 小笠原にとってはFIFAクラブワールドカップ2018の3位決定戦リバープレート戦(アルゼンチン)が現役ラストマッチとなった。クラブの悲願だったACL制覇を成し遂げての引き際に、「ミツオさんぽくない、美しすぎる引退劇は、彼の功績に相応しいものだと思います」と軌跡を称えると、「お疲れ様でした、で正しいのかな?お疲れ様でした」とねぎらいの言葉を送った。

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