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主将DF小笠原がインフル欠席のハプニングも…「筑波大の歴史を作ってくれた」5選手がJリーグへ

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小笠原は欠席したが4選手(左から鈴木大誠、会津雄生、西澤健太、鈴木徳真)が意気込みを語った

 筑波大は26日、Jリーグ入団内定者会見を行った。来季より5選手がJリーグに進むことを決めているが、ロアッソ熊本に入団する主将DF小笠原佳祐(4年=東福岡高)が、インフルエンザを発病したために欠席した。

 小井土正亮監督は「小笠原の欠席が今季を象徴するかのよう」と今季の無冠を自虐したが、2年時にインカレ優勝、3年時に関東リーグ優勝や天皇杯16強入りなど、結果を残し続けた選手らを「新たな歴史を作ってくれた」と労っていた。

 出席した4選手はそれぞれ抱負を述べ、唯一のJ1である清水エスパルスに進むMF西澤健太(4年=清水ユース)は「直近の目標は開幕スタメンで試合に出ること。長所をアピールして、僕の出来ることはすべてやりたい」と力強く意気込んだ。

以下、会見でのコメント

●MF西澤健太(清水内定)
「ユース出身でトップチームに戻れる初めての選手ということで大きな期待を感じている。対戦したい選手は中野誠也さん(磐田)。ぜひ静岡ダービーの舞台に立って、僕が負かして、あの人を慰めるという光景を見せることが出来ればいいなと思っています」

●MF鈴木徳真(徳島内定)
「徳島のスタジアムでファンの所に飛び込んでいくのが自分の中のイメージ。そこでしっかり結果を残して、徳島の徳真と言われるように頑張りたい。その過程の中で東京オリンピックでメダルを獲りたい。長期的にはA代表に入って、海外でプレーできるような選手になっていきたいです」

●DF鈴木大誠(徳島内定)
「彼らと違うのは高校の時にプロに行く選択肢がなかったということ。そんな自分が大学を経てプロになれたのは、常に挑戦し続ける姿勢に賛同してくれた監督や仲間の協力があったおかげ。そこに対する恩返しの意味でプロで結果を出したい。まずはA契約を目標にしたいです」

●MF会津雄生(岐阜内定)
「FC岐阜では1年目から試合に出場して、岐阜に関わる全ての皆さまと喜びを分かち合えるように頑張りたい。1年目の目標は1年間怪我無く戦うこと。自分の育った柏と対戦する。アウェーの日立台で、ファン、サポーターの皆さんに自分の成長を見せられたらなと思います」

●DF小笠原佳祐(熊本内定)
(鈴木大誠がコメント代読)
「今季はこれまでにないほど苦しいものでした。勝つことが出来ない現実を受け入れることができないこともありました。でもぶつかり合いながらも修正出来たことが、成長に繋がったと思います。プロサッカー選手としても今までと変わらず、チームのために尽くせる選手を目指して頑張りたいと思います」

(取材・文 児玉幸洋)
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