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2アシストの大宮FWフアンマ、仲間も「本当に助かる」「僕らも生きる」

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[2.9 PSM 大宮2-0松本 NACK]

 188センチの新戦力がいきなり結果を残した。今季、長崎から大宮アルディージャに加入したFWフアンマ・デルガドは、2アシストを記録してチームを2-0の完封勝利へと導いた。

 3-4-2-1の最前線に入ったフアンマは、強靭なフィジカルと巧みなボールキープを武器に攻撃の基準点となった。ボランチの位置に入ったMF石川俊輝は、「多少ずれたボールでもキープしてくれるので、思い切って上がろうと思える場面が結構あった。相手にしたら嫌だけど、仲間になると本当に助かるプレーヤー」と背番号22への信頼を語る。

 そして、フアンマは中央に構えて足元で受けるだけでない。左シャドーの位置でプレーしたFW大前元紀が、「基点になるだけでなく、裏へも抜けられる。裏に抜けてくれたらシャドーや後ろの選手もより生きてくる」と語ったように、スペースに抜け出してボールを呼び込んで攻撃を活性化させる。実際に前半27分にはDF中村太亮のロングパスから最終ライン裏に飛び出し、ゴール前に飛び込んだ石川の先制点をアシストした。

 さらに後半38分にはGK笠原昂史が最後方から送ったボールを打点の高いヘディングで落とし、MF奥抜侃志のダメ押しゴールをお膳立て。2点を演出して「攻撃のところでいくつかチャンスを作れたし、良いポジションを取りながら守備もしっかり押さえられたと思う。今日のゲームの内容は開幕戦に向けても良い試合になった」と、2週間後に迫った開幕戦に向けて弾みをつけた。

(取材・文 折戸岳彦)
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