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磐田の27歳FW中山仁斗、J1デビュー戦で相手のミス誘うチェイシング

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J1デビューとなった磐田FW中山仁斗

[5.3 J1第10節 浦和0-1磐田 埼玉]

 J1デビューとなった27歳のチェイシングがジュビロ磐田の連敗を止める決勝点につながった。0-0の後半アディショナルタイム、敵陣で中山がMF青木拓矢にプレッシャーをかけると、青木がバックパス。これが短くなったところをFWロドリゲスがカットし、GK西川周作との1対1から右足で決勝点を流し込んだ。

「ボールホルダーには行こうと思ってプレスをかけていた」という中山は後半31分からの途中出場。今季、山形から完全移籍で加入し、ルヴァン杯では3試合に出場し、2得点を挙げているが、リーグ戦はこの日が初出場だった。大阪産業大から14年にJ3鳥取に入団。16年はJ2山口、17年からはJ2山形でプレーし、J1初挑戦の今季、ついにチャンスをつかんだ。

 しかも待望のJ1デビュー戦でチームは連敗を3で止め、4試合ぶりとなる今季2勝目。それでも本人は「リーグ戦に出られたのは良かったけど、それだけでなく、結果を出したい」と、不完全燃焼に終わったようだ。8日のルヴァン杯では4月10日の対戦で2得点を決めている松本と再戦する。「チャンスが来たらゴールという結果を出してリーグにつなげたい」。J1デビューの余韻に浸ることなく、2試合連続先発中のルヴァン杯に照準を合わせていた。

(取材・文 西山紘平)

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