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大宮アカデミー出身のルーキー、吉永昇偉がデビュー「コールを聞いたときは鳥肌が立った」

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[5.26 J2第15節 柏1-1大宮 三協F柏]

「準備はしていた」が出番は突然やってきた。先制を許した大宮アルディージャは、前半終了間際にDF山越康平が負傷し交代を余儀なくされる。ピッチに送り込まれたのは、今季ユースから昇格し、前節に初のベンチ入りをしていたFW吉永昇偉。ジュニア時代から大宮でプレーする生え抜きのルーキーだ。

 この交代にともなって山越の左CBにはDF河面旺成、左WBにDF奥井諒、吉永は右WBに入った。高木琢也監督はWBに必要な3つの要素として「運動量」「カバーリング能力」「攻撃能力」を挙げる。「今日は攻撃のほうはそこまでできなかったですが、守備に関しては相手が経験値のある選手。1対1で負けなかったのはかなり評価できる」と評した。

 アクシデントによる交代での出場、しかも敵地での難敵との試合でプロデビュー。「柏レイソルさんはずっとJ1にいたチームだったので、この相手にプレーできたら自信になると思っていた。ワクワクする気持ちでピッチに入った」と吉永。高木監督も評価した守備面に関しては「ユースのときにサイドバックをやっていたので、そのときの経験が活きた」と手応えを感じていた。

「彼は学生服を脱いだばかりなので、そういう選手がチームのプラスになるプレーをやってくれたことは非常に大きい」と指揮官も期待を寄せる19歳は、「『吉永』のコールを聞いたときは鳥肌が立つほどうれしかった」と笑顔をこぼした。

(取材・文 奥山典幸)

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