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同僚から敵エースに…鹿島DF町田、金崎との心理戦も「ふざけてしゃべりかけてくるので」

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FW金崎夢生をチェックするDF町田浩樹

[7.20 J1第20節 鹿島2-1鳥栖 カシマ]

 昨季途中までチームメイトだった敵エースとのマッチアップにも冷静に対応した。鹿島アントラーズDF町田浩樹は「球際でしっかり負けないように。ロングボールを蹴ってくるので、そこで起点をつくらせないことを意識した」と試合を振り返った。

 鳥栖の2トップはFW豊田陽平とFW金崎夢生。昨年7月に鹿島から鳥栖へ電撃移籍した金崎にとっては移籍後初の“カシマ凱旋”だった。立ち上がりの前半6分にはボールのないところでポジション取りしていた町田の手が顔に当たったとして金崎がピッチに倒れ込み、ファウルをアピールするシーンもあった。

 激しい球際の攻防でさまざまな駆け引き、心理戦を仕掛けてくる相手エースの存在。「できるだけ厳しくいこうと思っていた。ふざけてしゃべりかけてくるので、そこはうまくいなしながらできたと思う」と冗談交じりに明かした。だからこそ「(金崎)夢生くんに取られたのは悔しいですね」と唯一の失点を悔やんだが、試合全体としては完勝と言えた。

 失点シーン以外では鳥栖に決定機らしい決定機をつくらせず、「前線からのいい守備があるから後ろもやりやすいし、チームとしていい守備ができているから(相手の)決定機も少ない。全体としての出来が良かったと思うし、そこは継続してやっていきたい」と力説。「1対1というより全体でうまくコースを限定して、挟みに来てくれていた。一人ひとりがサボらずにできた。そういう成果だと思う」と、チームとしての守備に手応えを口にした。

(取材・文 西山紘平)

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