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「決めたかった」古巣からの初ゴールで大宮に勝ち点3をもたらしたMF茨田

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2試合連続のゴールで今季5得点目を挙げた茨田陽生

[11.2 J2第39節 大宮2-1柏 NACK]

 2017シーズン、25歳のときに小学4年生からプレーしてきた柏レイソルを離れ、大宮アルディージャへと移籍したMF茨田陽生。古巣との5度目の対戦は、J1昇格の行方を左右する大一番となった。

 開始わずか3分で柏に先制点を許し、ボールをまわされながらも耐えて流れを引き寄せると、前半42分にMF奥抜侃志のゴールで同点に。そして、その2分後にその瞬間はやってきた。FWフアンマ・デルガドから左サイドの奥抜に展開すると、奥抜のクロスはファーサイドのMFイッペイ・シノヅカに流れる。イッペイはゴールライン際から斜め後ろにいた茨田にボールを残すと、体勢を崩しながらも右足で押し込んだ。

「(GK中村)航輔にボールさわられて、ちょっとヤバいと思ったんですけど、そのまま逆のサイドネットに入ってくれて安心しました」。柏アカデミーの3学年後輩の守護神が鋭い反応を見せるも及ばず、大宮の逆転ゴールが決まる。背番号8が「決めたかった」という古巣からの初ゴールだった。

 茨田がピッチを去って以降、後半の中盤以降は柏の猛攻を耐える時間が続いた。「相手があれだけ攻めてきてるので、カウンターを食らわせればというのはありましたけど、今日に関しては我慢強く守ってという方向に全員がうまくできたんじゃないかと思います」。ゴール前を締めたディフェンスで、猛攻にさらされながらも枠に飛ぶような決定的なシュートを許さず逃げ切りに成功した大宮。暫定2位に浮上し、自力での自動昇格の可能性を残した。

(取材・文 奥山典幸)

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