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途中出場の大宮FW大前元紀が望みつなぐPK弾、最終節へ「点を取りに行く」

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途中出場のFW大前元紀がPK弾を沈め、サポーターにガッツポーズ

[11.16 J2第41節 大宮1-1新潟 NACK]

 J1自動昇格圏を目指す大宮アルディージャは大一番で勝利を逃し、自力2位滑り込みは消滅した。1点を追う展開となったが、途中出場のFW大前元紀が後半43分にPK弾を沈め、辛くもドローに持ち込んだ。

 昨シーズンはキャリアハイを更新する24ゴールを挙げ、J2得点王に輝いた。昨季までは2トップの一角が定位置だったが、高木監督が3バックをベースに持つ影響もあり、今季はスーパーサブ起用が激増している。

「監督もシステムも変わって、自分自身も進化しないといけないところ。途中から出る難しさは、この歳になっても成長できる部分とプラスに考えています」と大前。得点を求められる展開の途中出場は難しさもあるが、この日は流れを変える役割を果たした。

 後半21分に投入されると、布陣を3-4-2-1から4-4-2に変更。2トップの一角に入り、攻撃を牽引した。後半34分にはDF河面旺成が蹴り込んだフィードをシモヴィッチが落とし、大前が素早くミドルシュートを放つなど、終盤に向けて攻撃の圧を強めた。

 後半42分にシモヴィッチがDF大武峻に倒され、PKのチャンスを獲得。高木琢也監督の判断により、キッカーは大前。「ロビンもバブ(ンスキー)も蹴りたかったと思うし、僕も自信があった」。右足で冷静にGKの逆を突き、ゴール右隅に突き刺した。

 辛くも1-1に追いついたが、他会場で2位横浜FCが勝利したため、2差で最終節を迎える。横浜FCは最終節で愛媛に勝利すれば2位が確定し、J1昇格が決まる。大宮は自力がない状況に追い込まれたが、金沢に勝利すれば自動昇格の可能性は残っている。「点を取りに行って勝つしかない」(大前)という状況で、最後に意地を見せる。

(取材・文 佐藤亜希子)

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