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悲願初Vの重圧とも戦うFC東京…東「次につながる」、岡崎には生え抜きの自負

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同点ゴールの起点になったDF岡崎慎

[11.23 J1第32節 FC東京1-1湘南 味スタ]

 首位に返り咲いてホーム・味の素スタジアムに帰還したFC東京。終了間際に辛くもドローに持ち込んだが、優勝争いのプレッシャーから硬さがあったと選手たちは口にした。長谷川健太監督は「久々のホームで『やってやるぞ』という気持ちが空回りになった」と指摘。主将のMF東慶悟は「優勝のためにという気持ちが出た結果なのでしょうがない」と振り返った。

 この試合で負傷明けのDF小川諒也が7月20日の清水戦以来、約4か月ぶりに先発に復帰した。一方、前節負傷交代したDF渡辺剛に代わってセンターバックを担ったDF岡崎慎は「90分を通して何かを起こせるチームになっている」と手応えを語った。

 1点を追う苦しい時間帯が続いたが、後半アディショナルタイム4分、岡崎のロングボールを起点にDF森重真人の劇的な同点弾が生まれた。「森重選手に感謝です。あれだけ東京で強い想いでやっている選手が最後に。技術ももちろんあると思うんですが、最終的に転んでくるのはああいう選手なんだなとすごく思いました」と実感を込めて言った。

 悲願のJ1初優勝まで残り2試合となり、それぞれの想いが強くなっている。岡崎は「メンバー表を見たときに前所属が『FC東京U-18』と書いているのは自分しかいない。もっとやらなきゃいけない」と、生え抜きとしてのプライドをにじませた。東は「今日経験できたことがまた次につながる。いい準備をしたい」と次戦に切り替えた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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