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湘南、意地のドローでJ1残留!! 徳島は先制に成功も6年ぶり昇格ならず

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湘南がJ1の座を死守した

[12.14 J1参入プレーオフ決定戦 湘南1-1徳島 BMWス]

 J1参入プレーオフは14日、Shonan BMW スタジアム平塚で決定戦を行い、湘南ベルマーレ徳島ヴォルティスと1-1で引き分けた。前半20分にMF鈴木徳真が先制ゴールを挙げると、後半19分にMF松田天馬が同点ゴール。90分間を同点で終え、湘南のJ1残留が決定。J2リーグ年間4位からプレーオフを勝ち上がった徳島を退け、J1の座を死守した。

 プレーオフの制度は昨季、J1リーグ16位との決定戦を加えた3段階で行われるJ1参入プレーオフに変わった。1回戦はJ2年間3位の大宮と6位山形、4位徳島と5位甲府がそれぞれ対戦し、徳島と山形が勝ち上がった。2回戦は徳島が山形を1-0で下し、J1リーグ16位への挑戦権を得た。なお、90分間を同点で終えた場合は湘南がJ1残留となる。

 湘南はJ1最終節松本戦(△1-1)から3人を変更し、FW中川寛斗が5月26日の神戸戦以来、約7か月ぶりに先発入り。出場停止明けのMF鈴木冬一、主将DF大野和成も復帰した。一方、徳島はプレーオフ2回戦・山形戦(○1-0)と同じスターティングイレブンが並んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 J1昇格には勝利が必要な徳島は前半5分、カウンターから最初のチャンスを創出する。中盤のボール奪取からFW野村直輝が体勢を崩しながらパスを出すと、背後に走り込んだFW河田篤秀が縦に仕掛けて右足シュートを打ったが、これは惜しくもゴール左へ。湘南も5-4-1のブロックで守りながらゴールを目指すが、徳島がセットプレーのチャンスを仕留めた。

 前半20分、野村が右CKでファーサイドへふわりとしたクロスを入れると、DF石井秀典が頭でつなぎ、鈴木徳が右足ボレーで叩き込んだ。注目のルーキーが値千金の先制ゴール。引き分け以上でJ1残留を決められる湘南は1点が必要になった。FW山崎凌吾のポストプレーから2シャドーの中川と松田がフィニッシュに持ち込むが、DFヨルディ・バイスらに跳ね返された。
 
 0-1で折り返した後半開始と同時に湘南は交代カードを切り、中川を下げてFWクリスランを投入。クリスランが1トップに入り、山崎がシャドーの位置に下がった。徐々に敵陣で押し込み、後半7分には鈴木冬が左サイド深い位置から鋭いクロスを入れ、クリスランが高い打点から強烈ヘッドで叩いたが、これはGK梶川裕嗣の好セーブに阻まれた。

 徳島ベンチも動き、後半17分にはMF小西雄大を下げてMF渡井理己を投入。渡井がシャドーの位置に入り、鈴木徳がボランチに下がった。しかし、この直後に一点を奪ったのは湘南だった。後半19分、左サイドで粘った鈴木冬がクロスを入れると、山崎が落とし、走り込んだクリスランがスルー。密集地帯を突破した松田が左足で流し込み、1-1に追いついた。

 もう1点が必要になった徳島は終盤、ヨルディ・バイスを前線に上げたパワープレーで攻勢を強める。最後の猛攻をかける徳島は後半45分、PA左から渡井がクロスを入れ、ニアサイドに飛び込んだ河田がヘッドで合わせたが、惜しくもゴール右へ。鈴木徳の決定的なミドルもわずかに枠を外れた。試合は1-1の引き分けに終わり、湘南がJ1残留を決めた。

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