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“新型コロナ戦”に岡田武史氏が訓示「勝負の神様は細部に宿る」

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岡田武史氏が訓示

 FC今治のオーナーを務める元日本代表監督の岡田武史氏が11日、公式サイトで「FC今治ファミリーの皆さん」と題した声明を発表し、新型コロナウイルスが猛威を振るう現状の心得を説いた。

 2020シーズンからJ3リーグに初参戦する今治は、リュイス・プラナグマ・ラモス新監督のもと、元日本代表DF駒野友一やMF橋本英郎ら経験豊富なメンバーも揃えた。しかし、J3初戦予定だった3月8日の開幕を目前にして新型コロナウイルスの感染が拡大。Jリーグは開幕のめどが立たず、各クラブは活動を停止している。

 岡田氏は「FC今治ファミリーの皆さん」と題した声明で「今治初のJリーグの開幕を楽しみにしていただいていた皆さんには、本当に残念で申し訳なく思っています」としたうえで、次のようにサポーターに呼びかけている。

「ただこういう危機に際しては、いろいろなことを考えず、シンプルに一番大切なことを全うするべきだと考えます。つまり、命を守ることです。そのためには、感染しない、感染させない。ワクチンができるまでは我々にできることはこれしかないと思います。よく言われるように『外出しない』、『手洗いをする』を一緒に実行しましょう。

『勝負の神様は細部に宿る』、試合の勝ち負けを分けるのは『たった一回ぐらい』『俺一人ぐらい』という小さなゆるみであることがほとんどです。新型コロナとの戦いも同じです。FC今治ファミリーが一致団結して頑張っていきましょう。

 我々はこの新型コロナとの戦いを乗り越えたときに、社会が変わるのではないかと思っています。よく言われるように、Eコマースでの売買が増えたり、在宅勤務やサテライトオフィスなどが増えるでしょう。また、余暇の過ごし方も娯楽性を追うだけではなく、近くの公園などで散歩やジョギングやスポーツを楽しんだり、自然の中でピクニックをしたりと変化するのではないでしょうか。

 つまり、物から事の消費という環境にやさしいライフスタイルであり、共感、信頼、関係など数字で表せない『目に見えない資本』を大切にする社会です。それは、我々の企業理念である『心の豊かさを大切にする社会』が実現していくことだと思っています」

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