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J1通算350試合出場の浦和DF槙野智章、声なし応援だからこその“掛け合い”も考案

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J1通算350試合出場を果たした浦和レッズDF槙野智章

[8.29 J1リーグ第13節 浦和2-1大分 埼玉]

 浦和レッズDF槙野智章が大分戦にフル出場し、2-1の勝利に貢献。自身のJ1通算350戦出場を白星で飾った。

「浦和には阿部(勇樹)選手、興梠(慎三)選手ら400試合、500試合出場という素晴らしい数字を出している選手がいる。これぐらいでは喜べないけど、丈夫な体に生んでくれた両親やチームメートに感謝したいです」と笑顔を見せた。

 プロ15年目のベテラン。今季は第2節から第6節まで出番がなく、そのうち4試合はベンチ外だったが、トレーニングで魅せる威勢の良さに変化はなく、気がつけばしっかりと第7節から先発に返り咲いた。今季、槙野が先発した6試合は4勝1分1敗と好成績だ。

 エンターテナーぶりも健在だ。後半の給水タイム明け。プロ3年目のDF橋岡大樹から槙野に飛んだ「集中していこう! マキ、後ろから声出して!」という声がスタジアムに響いた。実はこれ、声出し応援が禁止されている今だからこそやろうと、事前に槙野が橋岡に仕込んでいた“パフォーマンス”。

 槙野が「チームの士気を高めるために、ファン・サポーターの方たちを巻き込んでスタジアムの雰囲気を変えるために橋岡が声を出していた」と説明すると、橋岡も「選手の会話は普段はあまり聞こえないと思うけど、今はこういう声の掛け合いも面白い見どころなのかなと思う」と意図を明かした。

「昔はヤンチャで何でも勢いよく『エイヤ!』とやっていた。でも最近はプレースタイルも変わってきた。より頭を使ったプレーをしないといけない」と言う槙野。「気持ちとしては1000試合行きたいね」と豪快な目標を掲げた。

(取材・文 矢内由美子)
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