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「皆に感謝したい」…J1最年長出場記録更新のカズ「選手の気持ちを腕章に込めた」

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J1最年長出場記録を更新した横浜FCのFW三浦知良

[9.23 J1リーグ第18節 川崎F3-2横浜FC 等々力]

 4680日ぶりにJ1の舞台に立った。53歳6か月28日での出場でJ1最年長出場記録を更新した横浜FCのFW三浦知良は、ピッチを後にする後半11分まで奮闘した。

 赤いキャプテンマークを左腕に巻いた。「本来なら、今日は(佐藤)謙介や田代(真一)も先発したのでキャプテンは彼らのどちらか」と思っていたようだが、下平隆宏監督や仲間からの提案もあり、キャプテンマークを巻き「選手たちの気持ちを腕章込めてプレーしたいと思った」とピッチへと向かった。

 FW瀬沼優司とのコンビで2トップの位置に入りながらも、「良いところで基点となり、ビルドアップの助けになれば」という指揮官の意図を汲み、中盤まで下がって組み立てにも参加。激しく体を寄せて守備でも奮闘したものの、PA内で仕事をする場面はほとんど訪れなかった。

 特に前半はチームとして、なかなかチャンスを生み出せなかったこともあり、「PA付近の仕事は今日の試合は少なかったので、物足りなかったと思う。個人だけでなく、チームとしても問題があると思うので、どうやって崩すか、特に前半は課題として残った」と悔しさを滲ませた。

 後半1分までに2点のビハインドを背負ったチームは同3分にDF小林友希が決めて1点を返し、同22分に突き放されながらも、同29分にMF佐藤謙介がミドルシュートを突き刺して1点差に詰め寄るなど、首位チーム相手に粘りを見せた。「チームも良い感触があるので、次に生かさないといけない」と次戦以降を見据えた。

 53歳6か月28日での出場は、中山雅史のJ1最年長出場記録(45歳2か月1日)を大幅に更新。「監督を含めたスタッフ、関わっている皆、選手に感謝したい。グラウンドに立てるのは皆の力、助けがあってこそだと思うので、J1の舞台に立てたことに感謝したい」と周囲への感謝を示した。

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