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「ドイツのファンがJリーグを見たらびっくりする」名古屋GKランゲラックが語る日本「香川クラスが15人はいる」

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Jリーグについて語った名古屋GKランゲラック

 名古屋グランパスのオーストラリア代表GKランゲラックが『Goal』ドイツ語版のインタビューに応じ、Jリーグについて語った。

 ランゲラックは2018年から名古屋でプレー。それまでブンデスリーガやラ・リーガなど欧州でプレーしてきた同選手は、新天地に日本のJリーグを選んだ理由についてこう語っている。

「僕には絶好のチャンスだった。フットボールの面でも生活の面でもいい決断だったよ。自分が必要とされていると感じたし、すべてが非常にプロフェッショナルに思われた。それに日本の方がオーストラリアに近いから、家族にも近くなる。日本とオーストラリアは標準時が同じ時間帯にあるからね。僕は7年間ヨーロッパで過ごした。これは、故郷を離れて暮らすオーストラリア人にとってはとても長い時間だ。そんなに長く頑張り通せるやつはあまりいないね(笑)」

 さらに、Jリーグのレベルについても言及。「ヨーロッパと比べてどうか?」という質問にMF香川真司の名前も出しつつ、回答している。

「日本のフットボールはファンタスティックで、たくさんの素晴らしい選手がいる。ヨーロッパのフットボールではフィジカルが重視されるけれど、日本ではテクニックや素早く短いパスをつなぐプレーの方が重視されている。言ってみれば香川みたいなスタイルで、日本のピッチには香川並みのテクニックの持ち主が15人はいるような気がするよ。ドイツのファンが何試合か観戦したらびっくりするだろうね。Jリーグに注目しているエージェントは大勢いる。これからは、今よりもっとたくさん日本の選手がヨーロッパへ乗り込んでいくことになると思うよ」

■日本に驚いたこと

 また、日本での生活で苦労した点について問われたランゲラック。苦労した点よりも感動したことのほうが印象的に記憶に残っているようだ。

「選手たちが礼儀正しくて規律が取れているのは信じられないくらいだ。監督が何を言っても文句を言わない。ドイツでは練習が朝の10時に始まるとしたら、みんな9時に集まって、終わるとすぐに帰ってしまう。日本では練習が10時からだと8時にはもうやって来て、正式なメニューが始まる前に筋力トレーニングをやりに行く。その上、午後の3時や4時まで残っていたりする。彼らは毎日、一日中努力している。それが普通なんだ。僕はたぶん、どっちかと言うとヨーロッパ式のやり方の方が慣れいてるかな。他にも興味深いことがいろいろあるよ。例えばどこにもゴミ箱が見当たらないのに、道に全然ゴミが落ちてないんだ。ヨーロッパでゴミ箱が置いてなかったら、どこの道もゴミだらけになるだろうね」

 名古屋とランゲラックの契約は2021年まで。今後については「今の時点で答えるのは難しいけれど、これからもここで続けていきたいと思っている。時間が経てばどうなるかわかるだろう。今はうまくいくよう祈っているところだ」と残留を希望した。

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