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MF渡辺皓太が“前へ”飛び出し決勝点!! GK朴復帰の横浜FMが名古屋下して3試合ぶり勝利

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決勝ゴールのMF渡辺皓太

[10.21 J1第33節 横浜FM2-1名古屋 日産ス]

 J1リーグは21日、AFCチャンピオンズリーグ延期の影響により第33節2試合を前倒して開催し、横浜F・マリノス名古屋グランパスを2-1で破った。MF渡辺皓太の16試合ぶりのゴールが決勝点。1か月ぶりとなる日産スタジアムでの一戦で、3試合ぶりの白星を収めた。

 ホームの横浜FMはC大阪戦(●1-4)から中3日。先発8人を入れ替え、DF畠中槙之輔、DF松原健、DF伊藤槙人のみ続けて起用した。対する名古屋は川崎F戦(●0-3)から中2日ながらも2人の変更にとどまり、DF宮原和也、DF太田宏介の両サイドバックが新たに入った。

 最初の決定機は横浜FM。前半9分、相手を一方的に押し込んだ攻撃から松原が左サイドに展開し、MF松田詠太郎が相手を剥がしてマイナス方向へのクロスを供給すると、これをDF小池龍太がワンタッチでゴール前へ。普段は右で起用されている2人が絡んでチャンスを迎えたが、MF天野純が振り向きざまに放ったダイレクトシュートはGKランゲラックにセーブされ、スコアは動かなかった。

 横浜FMは前半21分にも、MF水沼宏太の突破でこぼれたボールに天野がわずかなスペースを抜け出し、ゴール右斜め前から左足でシュートを放ったが惜しくも枠外。22分、名古屋DF中谷進之介のロングフィードに対して松原が目測を誤り、古巣対戦のFWマテウスに抜け出されるも、味方に当たってゴール方向に飛んだクロスボールは11試合ぶり先発のGK朴一圭がギリギリで防いだ。

 飲水タイム明けにも横浜FMが多くのチャンスをつくったが、天野や松田のシュートが枠を捉えられず。スコアレスのまま折り返すかと思われたが、前半41分にようやく試合が動いた。自陣右サイドで獲得したFKを起点とした攻撃からFWエジガル・ジュニオがポストプレーで収め、天野が左に展開。縦に突破した松田がゴール前にグラウンダーでクロスを送ると、動き直していたエジガルがワンタッチで決めた。

 ホームチームが1点リードで迎えた後半も、先に決定機を迎えたのは横浜FM。2分、天野が中盤でボールを奪い、ウイングの松田と水沼のパス交換から最後はエジガルがヒールで狙ったが、シュートには力がなくGKに止められた。すると名古屋は6分、FW阿部浩之とMF前田直輝に代わってFW山崎凌吾とMF石田凌太郎を投入。横浜FMは8分、エジガルを下げてFWオナイウ阿道を入れた。

 劣勢が続いた名古屋は後半20分、中谷のオーバーラップから敵陣に攻め込み、右に開いたFW金崎夢生のクロスは相手にヘディングで阻まれるも、後ろからサポートしたMF稲垣祥の落としたボールをマテウスがアクロバティックなバイシクルシュート。力技でチャンスにつなげたが、ボールは朴の正面を突いた。

 それでも後半24分、名古屋はMF米本拓司のパスに抜け出した太田のクロスをゴール前絶好の位置の山崎が胸で収め、エリア内右にパス。ここに走り込んでいたマテウスがダイレクトで左足を振り抜くと、弾丸シュートがニアポスト脇に突き刺さり、名古屋が同点に追いついた。横浜FMは直後、松田と水沼の両ウイングを下げ、FWエリキとFW前田大然を投入した。

 すると後半35分、再び横浜FMがスコアを動かした。右サイドを突破したエリキのアーリークロスはファーサイドに流れたが、前田がなんとかボールを残し、サポートの小池にパス。小池はカットインからゴール前への斜めのボールを配給すると、インサイドハーフの位置から走り込んできた渡辺が左足ダイレクトでループ気味に流し込んだ。

 ゴール裏の横断幕に記された「前へ。もっと前へ」の姿勢を体現するかのようなMFのゴールでリードを奪った横浜FMはそのままボールを支配。後半アディショナルタイムには選手交代でうまく時間を使いつつ決定機もつくり、2-1で試合を締めた。

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