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福岡が一部サポーターを処分…違反行為繰り返す団体、リーダー格の活動制限「極めて悪質と判断」

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 アビスパ福岡は19日、違反行為を犯した一部サポーターに対する処分を発表した。

 クラブの発表によると、3月21日に行われた第6節サガン鳥栖戦において、福岡の一部サポーターに①「サガン鳥栖運営管理規定」及び、②「Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインで禁止されている行為」に該当する違反行為があった。当該サポーターは警備員・係員の再三の注意に耳を傾けず、安心安全且つスムーズなスタジアム運営を妨げていた。

 ①は試合開始前と試合終了後にスタンドの複数名で手持ち横断幕を繰り返し掲出する違反行為。この横断幕の表現に対して、クラブに多くの批判の声が寄せられたという。「差別的或いは侮辱的表現」と連想させうるか否かについて複数の見解が存在し、直ちに「差別的或いは侮辱的」と判断することは断定しにくいが、少なくとも不快感を以て受け止めたスポンサー、ファン、サポーターが多数存在するとして処分の対象に。DAZN中継やソーシャルメディアを通じて全世界に発信されるため、両サポーター間の関係性等にとらわれず、運営管理規定第4条(禁止行為)(12)記載の通り、社会通念上不適切な発言、行為は厳に慎むべきものであるとしてしている。

 ②はスタンドでチャントを唄う、大声で野次を飛ばすなど「声を出す行為」を当該サポーターが繰り返した違反行為。新型コロナウイルスの感染リスクを高め、且つスタジアムでのクラスター発生の危険性を高める悪質な行為であるとクラブは判断。さらに「本来サポーター団体リーダー格のA氏は、メンバーなどが違反行為をし、その現場にいる場合において、その行為をやめさせるべき立場であるにも関わらず、違反行為を継続させていたことは極めて悪質であると判断いたしました」と説明。

「サポーター団体リーダー格A氏が属する団体は、過去にも禁止行為違反を繰返しているため、連続性、継続性の観点から団体活動の一部も制限することといたしました」としている。福岡はJリーグにて定める試合運営基準に基づき、以下の処分を科すことを発表した。

■罰則内容
①の違反行為を主導し、②の違反行為を継続させたサポーター団体リーダー格A氏
2021シーズンのアビスパ福岡が出場するリーグ戦・カップ戦全試合の入場禁止

①②の違反行為をしたサポーター団体リーダー格A氏が所属する団体
2021シーズンのアビスパ福岡が出場するリーグ戦・カップ戦全試合において、団体としての活動の一部(団体名が表記された横断幕、フラッグ類の掲出)を禁止

①②の違反行為を行ったサポーター5名
ホームゲーム5試合の入場禁止
※同期間内に開催されるアウェイゲームも入場できない(適用時期により試合数が異なる)
※未特定の違反者へは、クラブにて入手した情報(画像、映像等)をもとに、違反者を特定し次第罰則を適用

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