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新たなステージへ駆け上がれ…3戦連発の千葉MF見木友哉「もっと良い選手になれる」

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ジェフユナイテッド千葉MF見木友哉(写真は3月14日のもの)

[5.23 J2リーグ第15節 千葉 1-1 町田 フクアリ]

 またもやネットを揺らした。3試合連続ゴールを記録したジェフユナイテッド千葉MF見木友哉は「目に見える結果を積み重ねていけば、もっと良い選手になれる」と力強く語った。

 前半17分に町田に先制される苦しい展開となったが、同42分に見木が大仕事をやってのける。右サイドにこぼれたボールをMF米倉恒貴が拾ってクロスを送ると、走り込んだ見木が巧みにヘディングで合わせてネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

「コースは見えていたので、そのコースに飛ばすことを意識したけど、ヨネさんが良いボールを上げてくれて、自分はそこに走り込んだだけ。ヨネさんが半分以上だと思う」

 自身の得点で同点に追い付いたものの、勝ち越すことはできずに1-1のドロー。ホームで勝ち点3を奪えなかったこともあり、「今後は勝ち切るようにしないといけない。決め切るところもそうだし、攻撃の時間を長くすることをチームとしてやっていきたい」と前を向いた。

 関東学院大在学時の19年、特別指定選手としてJデビューを飾り、同年8月のJ2第28節大宮戦でJ初ゴールを記録。千葉に正式に加入した昨季も33試合1得点を記録したが、その多くは途中出場だった。しかし、今季はレギュラーに定着。第2節からはスタメンに名を連ねて攻撃をけん引している。

 これまでは得点こそ多くはなかったが、Jのピッチに立ち「できる」という感覚はあった。そして、先発の機会が増えるだけでなく、ゴールという結果もついてきたことで、新たなステージへと駆け上がる手応えも得ているようだ。

「3試合連続でゴールできているのは良いこと。ゴールだけでなく、一つひとつのプレーの波が少ないのは自分自身の良いところだと思っている。それに加えてゴールやアシストという目に見える結果を積み重ねていけば、もっと良い選手になれると思うので続けていきたい」

 さらに、先発出場を続けることで、チームの中心選手としての自覚も強まっている。「今年は先発出場が増えて、自覚や責任感が去年以上に増している。もっとチームを引っ張っていけたらと思う」。成長著しい23歳の若武者は胸を張って答えた。

(取材・文 折戸岳彦)
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