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家本主審が特に印象に残っているゲームは?「リーグ戦に限れば…」と2試合を挙げる

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大記録を達成した家本政明主審

 Jリーグ担当審判員(主審)の家本政明氏が、自身が裁いた中で特に印象に残っている試合を挙げた。日本サッカー協会(JFA)の公式サイトを通じて語っている。

 家本氏は17日に駅前不動産スタジアムで開催されたJ1第20節・サガン鳥栖vs名古屋グランパスで、リーグ戦歴代最多記録となる503試合目の出場を達成。これを記念したJFAのインタビューが30日に公開され、「これまで多くの試合を裁いてきた中で、特に印象に残っている試合を教えてください」という質問に対し、以下のように回答した。

「リーグ戦に限れば、サンフレッチェ広島が初優勝した時(2012シーズンの第33節セレッソ大阪戦)は試合全体の雰囲気をよく覚えています。川崎フロンターレが初優勝した時(2017シーズンの第34節大宮アルディージャ戦)も印象深いですね」

「カップ戦のファイナルは『これに勝てば優勝』と分かりやすいですが、リーグ戦の優勝は縁や運、タイミングが重ならないと巡り会わないもの。それを2回も経験させていただきました。それ以外では国内外含めて本当にたくさんあるので、『これ』と特定するのはなかなか難しいです。それくらい素晴らしい試合に数多く関わらせていただきました」

 また、最多記録の達成については「うれしい気持ちよりも驚きが強いですね。私自身はスタジアムにいらっしゃるお客さんや視聴者の方にフットボールを楽しんでいただくこと、選手のパフォーマンスを引き出すこと、フットボールとしての魅力を高めることをいつも考えていて、審判を長く続けることを目的や目標にしてきたわけではないので、『そんなにやったんだ』という感じです」とコメントしている。

 家本氏は今後の目標として「自分が関わる試合において、両チームの選手、ファン・サポーター、メディア、スポンサーといった全ての人がワクワク、ドキドキする試合をつくり続けたいですね」と話し、「あと何年、何試合やれるか分かりませんが、自分で『よし、もう十分』と思える日がくるまで、みんなに心から楽しんでもらえる試合を増やしていきたいですね」と意欲を示した。

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