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三笘が抜けたポジション争いに名乗り、川崎F宮城天「自分の色で」

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J1では3試合目の出場となった川崎FのFW宮城天

[8.14 J1第24節 柏0-0川崎F 三協F柏]

 U-10からU-18まで川崎Fの下部組織で育ち、U-16とU-17日本代表の経験もあるFW宮城天は、2020年にトップチームへと昇格。プロ1年目の昨季は、J3のカターレ富山へ期限付き移籍となったが、Jデビュー、J初ゴールも記録し、20試合3得点と経験を積んで今季は川崎Fへと帰還した。

 7月11日のAFCチャンピオンズリーグのグループリーグ第6節・北京FC戦(○4-0)では初先発を飾り、川崎Fでの初ゴールを挙げている。そして、7月17日の第18節・清水戦(○2-0)でJ1初出場を果たした。

 柏戦ではスコアレスの後半13分、FW長谷川竜也に代わってピッチに投入されると、そのまま3トップの左へ。右利きの20歳は、左サイドでボールを受けて積極的に仕掛けていくと、決定機を迎える。後半28分、PA内でボールを受けたMF脇坂泰斗が逆サイドへとボールをふる。フリーの宮城は左足で狙ったが、GKキム・スンギュのビッグセーブに阻まれる。さらに、後半40分にはカットインからシュートまで自ら持ち込んで、右足を一閃。しかし、シュートはゴールポストに嫌われてしまった。

 リーグに限らず、ゼロックス杯、ACL、天皇杯も含めた今季の公式戦で、川崎Fが無得点で終わったのは今季33試合目にして初のことだ。

「手応えは3割、悔しさは7割」と柏戦での自らの出来を評する宮城は、「途中出場という役割はできなかったので力不足」と自身が無得点に終わったことを悔やんだ。

 今夏にMF三笘薫が欧州へと移籍したことで、ポジションをつかむチャンスでもある。「自分がやるポジションは、(三笘)薫さんがやっていたポジションで圧倒的存在感を出していた」とリスペクトしつつも、「薫さんみたいにうまくできないと思いますけど、自分の色で」と意欲を燃やしていた。

(取材・文 奥山典幸)
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