beacon

五輪後初出場のMF旗手怜央、川崎F今季初の無得点に「ゼロはダメ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

ゴールへの姿勢を出し続けた川崎F旗手怜央

[8.14 J1第24節 柏0-0川崎F 三協F柏]

 U-24日本代表として選出された東京五輪では、グループリーグ第2節メキシコ戦を除く全5試合に出場、サイドバック、2列目で出場し日本の4位に貢献したMF旗手怜央。この日の柏レイソル戦で大会後初出場を先発で飾ると、インサイドハーフで出場した。

 前半22分にはチャンスに顔を出した。MF脇坂泰斗が左サイドのFW長谷川竜也へ展開すると、長谷川は中央のFW家長昭博に合わせる。柏DFに当たったこぼれ球につめていた旗手はバウンドしたボールを右足でとらえたが、ボールはゴールマウスをとらえることはできなかった。その7分後には、脇坂パスを相手PAの外で受けるとドリブルで柏DFをはがしてシュートまで持ち込む。しかし、ボールはGKキム・スンギュの左手にはじき出されてしまった。

 後半16分には柏が1人退場し、川崎Fが押し込んで、柏はゴール前を固める展開がより顕著になった。

「退場者が出る前から、(柏は)真ん中をしぼって固く守ってきていた。(川崎Fの)中盤3枚のスペースは空いてくると思っていた。そこをうまくつけたときはチャンスになっていたし、つけなかったときは攻撃が停滞していた」(旗手)

 数的優位な時間はアディショナルタイムも含めて30分以上あったが、17本のシュートがゴールネットを揺らすことはなかった。旗手は後半32分までプレーし、両チーム最多となる5本のシュートを記録したが、「得点をとって勝ってきたチームがゼロはダメだと思う」と反省。2020年11月21日の第28節・大分戦(●0-1)以来、266日ぶりの無得点を悔やんだ。

「今日出た課題はゴール」と次戦以降を見据える23歳のMFは、「決めきるところをもっとこだわってやっていきたい」と力を込めた。

(取材・文 奥山典幸)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2021シーズンJリーグ特集ページ
●ルヴァン杯2021特設ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP