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川崎Fジェジエウ、車屋が窮地救うカバー! 5連戦ラスト無失点「最後の球際で徹底的に」

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無失点に貢献したDF車屋紳太郎

[10.2 J1第31節 川崎F1-0FC東京 等々力]

 過密日程の5連戦目となった川崎フロンターレが、苦しみながらも勝利をもぎ取った。DF車屋紳太郎、DFジェジエウが窮地を救う決死のカバー。シュート数は6対12と攻め込まれ、チャンス数でも大きく下回ったものの、5試合ぶりに無失点を達成した。

「90分を通して厳しい試合でしたが、1点を取ってからは1点差のゲームになるなと感じていた。最後の球際、足を出すところで徹底的に、90分を通してやらないといけないなと思っていた」と振り返った車屋。ジェジエウとのCBコンビが体を張り、水際で跳ね返した。

 前半23分、ジェジエウのミスからFWアダイウトンに抜け出され、独走を許すピンチを招いたが、車屋のカバーリングで難を凌いだ。絶妙なタイミングでPA内へ猛然と走り込み、シュートを阻むスライディングタックル。「速くいきすぎると逆サイドから入ってくる選手がいたし、遅すぎてもシュートまで持っていかれる。そのちょうど良いタイミングでボールを取りにいけた」というファインプレーだった。

 前半アディショナルタイムにワンチャンスを仕留め、FWレアンドロ・ダミアンのゴールで川崎Fが先制に成功。その後も攻め込まれると、最大のピンチはジェジエウが救った。後半29分、DF中村拓海のスルーパスでFW永井謙佑に背後を取られてしまう。永井はGKチョン・ソンリョンをかわし、無人のゴールへと流し込んだが、懸命に戻ったジェジエウがスーパークリア。体を投げ出したカバーで、絶体絶命の窮地を救った。

 途中交代でDF谷口彰悟やDF山村和也が投入され、終盤は守備に重心を置いた。「選手交代を含めてしっかり守りにいくというところで、時間の使い方もよかったと思うし、最後は足が一歩出るか出ないかのせめぎ合いでみんな戦っていた」と車屋。全員が集中力を切らさず、1点を守り抜いた。

 鬼木達監督は「カウンターが強烈なチームなので守備の選手は大変だったと思う。体を張ってよく守ってくれたし、あれだけ走ってくる相手に連戦の中で、しっかりとカバーしてくれた」と称賛。「スポーツは気持ちだと思っているが、そういうものを感じさせてくれた5連戦だった」と頷いた。残り6試合で、1試合消化が少ない2位横浜FMと勝ち点12差。ここにきて今季初の6連勝を飾り、連覇への道筋が見えてきた。

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