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びわこ大DF森昂大が徳島入団会見、神戸内定の後輩と約束…山口大貴主務のC大阪“就職”も発表

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左から大河学長、高本強化担当、森、望月監督

 1月6日、びわこ成蹊スポーツ大DF森昂大(4年=創造学園高)の徳島ヴォルティス入団会見が行われた。会見には、びわこ大の大河正明学長、望月聡監督、松本国際高(2018年に創造学園高より名称変更)の勝沢勝監督、徳島の高本詞史強化担当が出席。森は「大学や高校で経験したことを生かして、徳島の勝利のために自分のすべてを捧げる覚悟でやる」と意気込みを語った。

「高校生は感情が揺れたり、落ち込んだりというのがあるんですけど、昂大に関しては全くその記憶がない。すべての練習に手を抜かず、プロになるためにやるべきことに全力を尽くして、3年間を過ごした」(勝沢監督)、「パッと見て目立つ感じではなく、プレーを自然に淡々とやっているイメージ。練習でもほとんどの選手がちょっとしたことに一喜一憂したりするが、彼は受け入れて、自分が確実に伸びていくために大切なことを徹底してやってきた」(望月監督)と高校・大学の監督が口を揃えて森のサッカーへの姿勢を語ったが、高本強化担当も「対人プレーが強く、高さがあることに加えて、冷静に落ち着いて、状況に対応できることがストロングポイント」とプレーだけでなく、メンタル面の安定を評価する。

 森は進路選択について、「徳島に初めて練習参加したときに、練習の強度が高く、激しい練習を行っていたので、この環境で自分がサッカーをすることができれば、一番伸びると思った」と話す。

 後方からボールをつないで試合を組み立てていく徳島のスタイルへの適応も求められるため、本人も「ビルドアップの部分をもっと伸ばして、フィジカルも高めないといけない」と成長を誓う。昨シーズンから大きくメンバーが入れ替わった徳島の陣容に「チャンスは自分次第。キャンプから自分の持ち味の対人や、ヘディングを出していって、最初から試合に絡めるようにしたい」と高い意欲を見せる。

 会見の質疑応答では、後輩の泉柊椰(3年=神戸U-18/神戸内定)から「大学で楽しかったこととかを昂大くんから感じ取れなかったので、一番気になる。どんな感情を持っていたか教えて欲しい」と鋭い質問が投げかけられる場面もあった。

 それに対して、「みんなとサッカーしてるとき。みんなレベル高くて楽しかった。インカレで早稲田に勝ったときは4年間で一番嬉しくて自分の気持ちが一番爆発した試合。仲間とサッカーをしたのが一番の思い出です」と先輩は笑顔で回答。「僕は昂大くんと練習でマッチアップするのが一番楽しかったです。またマッチアップできればいいな」と泉がエールを送ると、森も「抜かれないようにがんばります」と応じ、Jの舞台でのふたりの対戦も待たれるところだ。

 また、サッカー部で主務を務めてきた山口大貴が、セレッソ大阪にマネージャーとして入団することも合わせて発表があった。「300名を越える部員を支えるスタッフとして培った経験を、セレッソで活かせるようがんばります」と語り、Jリーグへ『同期入団』となる森と写真におさまり、笑顔の会見終了となった。

(取材・文 蟹江恭代 写真提供・びわこ成蹊スポーツ大)

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