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神戸クラブワースト9戦未勝利…リュイス暫定監督「いつも運が回ってくるわけではない」

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逆転負けを喫したヴィッセル神戸

[4.6 J1第7節 FC東京 3-1 神戸 味スタ]

 ヴィッセル神戸は後半の3失点で逆転負けを喫し、クラブワーストの開幕未勝利記録が9試合に伸びた。リュイス・プラナグマ暫定監督は就任2試合目で2試合連続の3失点。それでも試合後には「自分としては(前節の)京都戦とは違う試合だった」と述べ、前向きな手応えを語った。

 神戸は6日、アウェーで行われたJ1第7節でFC東京と対戦。前半11分に左サイドの崩しからMF山口蛍のゴールで先制したが、以降は相手に多くのチャンスをつくられると、後半に3ゴールを与えて1-3で破れた。1-3での逆転負けは前節の京都戦に続いて2試合連続。3月21日に就任が発表されたリュイス暫定監督にとっては指揮した全試合にあたる。

 それでも暫定指揮官は前節に比べて「試合をコントロールする時間が長かったし、ゴールに迫る時間もつくれた」と評価。後半の3失点を「相手が巡ってきたチャンスをしっかりものにした。ゴールにした命中率が高かった」と総括し、「サッカーはいつも運が回ってくるわけではない。その努力を続けていくしかない」と先を見据えた。

 一方、オンライン会見に出席したMF汰木康也は「ちょっと失点が安い気がするし、あんな簡単に失点していたら勝てる試合も勝てない。DFラインだけでなく、自分たちも含めてコミュニケーションを取りたい」と課題を見つめつつ、「個人的に1点取るチャンスがあったし、アシストできるシーンも1、2個あった。最後の最後の精度や質は自分の強みでもあるので、もう一回こだわってゴールを作らないと今日みたいな試合展開になってしまう責任を感じている。ガチガチになるわけではなく余裕を持ちながらも、チームのゴールを作れるように責任を持って自分がやっていきたい」と攻撃面の改善も誓った。

 神戸は10日の次節C大阪を終えると、タイ・ブリーラムでセントラル開催されるAFCチャンピオンズリーグに向かう。なんとか1勝を挙げてアジアに挑むべく、汰木は「絶対に自分たちの強みをもっと出せていいサッカーが出ると思うし、勝てる流れを作れる自信はある。苦しい状況をみんなでコミュニケーション取って乗り越えて、もっと強いチームになれたらと思う。1点取って追いつかれて逆転されてという厳しい状況が続いているが、必ずチームで乗り越えたい」と意気込みを示した。

(取材・文 竹内達也)
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