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千葉新加入FWチアゴ・デ・レオンソがJ初先発「続けることで改善できれば」

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FWチアゴ・デ・レオンソ

[4.16 J2第10節 大宮2-1千葉 NACK]

 今季開幕後にジェフユナイテッド千葉に加入したFWチアゴ・デ・レオンソがJリーグ初先発を果たした。合流からわずか2週間ということで連携不足も目立ち、56分間のプレータイムでゴールに絡む働きはなし。それでも「仲間が自分のことを理解するのに時間がかかるし、逆も然り。もっとボールを受けてチームに貢献できるように信頼を勝ち取っていければ」と前向きに展望を語った。

 未勝利だった大宮アルディージャに敗れた試合後、記者会見場に姿を現したチアゴの表情は晴れやかだった。集まった報道陣にウインクを飛ばし、通訳を交えたやり取りの中でも「よろしく」「ありがとう」と日本語で挨拶。前節の横浜FC戦(△1-1)での22分間のJリーグデビューに続く出場機会を振り返り、「自分自身としては出場時間、出場分数を徐々に増やすことができている。非常にいい入りだったと思う」と笑顔で語った。

 自身の状態については「正直なところ自分自身のフィジカルコンディション、パフォーマンスは良かったと思う」。だが、この日は求めていたパスがなかなか入らず、見せ場はなかなかつくれなかった。前半44分にはセットプレー起点の波状攻撃から決定機を迎えたが、このシュートもゴールマウスの上へ。「チャンスを決め切ることができず、自分自身も難しくなった。やり続けることによって真摯に改善できれば」と反省点も語った。

 とはいえシーズンは始まったばかり。「自分が日本に来てから2週間しか経っていないのもあって、連係はまだまだ時間がかかる。チームには型があって、型に上手くはまっていかないといけない。やりたいことを理解して順応していかないといけない」と発展途上であることは自身も認識している。

 プレースタイルを問うと「自分の特長は最終ラインの裏に鋭く抜け出すこと。またボールを保持して、チャンスメークをしたり、新しいアクションを起こすのが好き。これから皆さんも目にすることが多いと思うが、もっともっと特長を前面に表していければ」と力強い言葉。まずは「練習の中で何度も見せていくことによって信頼関係も構築できるし、仲間からも理解されるはず」とトレーニングに取り組み、周囲との関係性を深めていくつもりだ。

(取材・文 竹内達也)
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