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怒濤の前半3発! 大宮が2戦連続“上位食い”、首位・横浜FCに続き3位・仙台も撃破

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大宮アルディージャが2戦連続“上位食い”

[8.13 J2第31節 仙台 2-3 大宮 ユアスタ]

 J2リーグは13日、各地で第31節を開催した。同節の横浜FC対群馬(ニッパツ)と水戸対東京V(Ksスタ)が台風8号の影響で開催中止になる中、ユアテックスタジアムでは、3位ベガルタ仙台と20位大宮アルディージャが激突。大宮が前節に横浜FCを破った(○3-2)勢いそのままに仙台を3-2で撃破した。

 J1自動昇格圏内への浮上を狙う仙台とJ3降格圏とのポイント差を広げたい大宮の一戦。互いに2連勝を目指した戦いは、立ち上がりに大宮が動かした。

 前半11分、左サイドのコーナーキックの流れからゴール前でDF新里亮とMF菊地俊介が浮き球を繋ぐと、菊池が頭で出したラストパスをDF袴田裕太郎が反転気味に左足を振り抜きフィニッシュ。袴田の加入後初ゴールで大宮が先制点を手にした。

 さらに、直後の前半12分には大宮に追加点。左サイドでボールを受けたFW奥抜侃志がタメを作ると、オーバーラップしたMF矢島慎也のクロスボールにFW河田篤秀が頭で合わせてゴールネットを揺らした。

 2点を追う仙台は前半21分、左サイドのペナルティーエリア手前付近でボールを受けたMF名倉巧が左足で狙うも、大宮GK志村滉の好セーブに遭い、ゴールとはならない。さらに、同23分にはDF蜂須賀孝治の折り返しをFWフェリペ・カルドーゾがダイビングヘッドで合わせたが、シュートはゴール右へ流れていった。

 すると、次の1点も大宮に。前半分、MF柴山昌也が右サイドからドリブルで切り込むと、ボックス内の河田にパス。そのボールをゴールを背に受けた河田がフリックで右に流すと、最後は矢島が冷静にゴールに突き刺し、追加点を決めた。

 3点ビハインドとなった仙台は、前半終盤にかけて攻勢を強め、大宮ゴールを目指すも、枚数をかけた守備を崩すことができない。そのまま前半を折り返した。迎えた後半、反撃に出たい仙台は一気に選手を3枚替え。MF氣田亮真、蜂須賀、F・カルドーゾを下げてMF加藤千尋、DF真瀬拓海、MF遠藤康を投入した。

 すると、交代で入った遠藤がチャンスメーク。後半7分、左サイドを抜け出した遠藤がそのままドリブルで持ち運ぶと、ゴール前にグラウンダーのパスを送る。しかし、走り込んでいた名倉のシュートは大宮DF小野雅史のブロックに遭い、ゴールを割ることはできない。

 それでも、後半19分に仙台が1点を返す。名倉の頭での落としを受けたMF中島元彦がペナルティーエリア手前まで持ち運び、右足一閃。グラウンダーの鋭いシュートがゴール右に突き刺さり、2点差に詰め寄る。

 大宮は失点直後の後半20分に2枚替え。河田と矢島に代えてFW富山貴光とMF泉澤仁をピッチに送り込んだ。2点目を狙う仙台も後半22分に選手交代。名倉を下げてDF吉野恭平を投入した。すると、後半26分には途中出場の泉澤が右サイドからドリブルで切り込み左足でシュート。しかし、ここは仙台のGK杉本大地がニアサイドに跳んできたボールをしっかりと防ぎ、これ以上のゴールを許さない。

 その後、逃げ切りを図る大宮に対して攻勢を強めた仙台。後半44分には、途中出場の遠藤が中島の折り返しに頭で合わせて1点差に。しかし、仙台は最後の1点が届かず、大宮が3-2で振り切り、2試合連続で上位チームを撃破した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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