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東京Vが怒涛の5連勝! J1参入POへ望みつなぐ…新潟は7試合ぶりの黒星でJ2優勝はお預け

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東京Vが今季初の5連勝

[10.15 J2第41節 東京V 1-0 新潟 味スタ]

 J2リーグは15日、第41節を開催した。9位東京ヴェルディは本拠地・味の素スタジアムで首位アルビレックス新潟と対戦。1-0で逃げ切り、リーグ戦5連勝とした。新潟は、9月3日の第34節・大分トリニータ戦(●0-1)以来、7試合ぶりの黒星となっている。

 今季、残り2試合となったJ2リーグ。東京VはJ1参入プレーオフ出場に向け、2連勝が絶対条件となっている。一方の新潟は、前節・ベガルタ仙台戦(○3-0)での勝利で6年ぶりのJ1復帰が決定。今節の勝利で、2003シーズン以来19年ぶりの優勝が決まる。

 互いに勝利だけが欲しい一戦。試合は、東京Vがアグレッシブに攻撃を仕掛けると、新潟はボールを丁寧に握り、試合を組み立てる。立ち上がりから一進一退の攻防となった。前半6分には、東京VのMFバスケス・バイロンが右サイドからカットインで左足。枠を捉えたシュートは、新潟のGK小島亨介が弾き出した。

 対する新潟も積極的にシュートを放つ。前半11分には、左サイドでボールを受けたMF小見洋太がインサイドのMF伊藤涼太郎にボールを預けると、右足に置いてすぐさまシュート。しかし、東京VのDF谷口栄斗にブロックされる。同24分には、左サイドから切り込んだDF堀米悠斗がゴールラインぎりぎりで腰を捻ってクロス。ファーサイドでフリーとなっていたMF三戸舜介が右足を振ったが、枠を捉えることはできなかった。

 前半終盤にかけて新潟を押し込んだ東京V。同41分には、相手のDFラインが下がると、ペナルティーエリア手前にできたスペースから馬場が強烈なミドルシュートを放つ。コースは甘くなるも、スピードとパンチのあるボールがゴール真ん中の上部へ。ここは、新潟の小島が鋭い反応で弾き出した。

 前半は互いに譲らず、スコアレスで終了。迎えた後半は、立ち上がりに新潟が攻勢を強めた。後半9分には、左サイドを抜け出したFW谷口海斗の落としを受けた三戸が、ペナルティーエリア内で仕掛けてゴール前にクロス。そのボールにDF藤原奏哉が合わせたが、東京VのGKマテウスが足で止めてチームを救った。

 すると、東京Vが先に試合を動かす。後半13分、左サイドでコーナーキックを得ると、MF森田晃樹が右足で入れたボールがニアサイドで引っ掛かりボックス内に高く浮き上がる。空中戦をFW染野唯月が競り勝つと、FW河村慶人のトラップが大きくなり、ボールは再び染野の元へ。混戦から押し込むようにゴールネットを揺らした。

 勝利に2点が必要となった新潟は、後半26分に2枚替え。谷口、MF高宇洋を下げてFWアレクサンドレ・ゲデス、MF星雄次をピッチへ送り込んだ。ただ、勢いに乗る東京Vに押し込まれ、守備の時間帯が続く。新潟はボールを奪って攻撃へ転じようとするも、上手くゴール前まで運ぶことができない。

 それでも、試合終盤にかけて盛り返した新潟。再びボールを握り、猛攻を仕掛けると、東京Vゴールを脅かした。しかし、最後まで耐え抜いた東京V。染野の先制ゴールを守り抜き、1-0で勝利を収めた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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