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「結果が全ての世界」で千葉の大卒ルーキーMF小森飛絢が先制点!

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MF小森飛絢(←新潟医療福祉大)は昨年のJ2で2試合に出場

[2.12 ちばぎんカップ 柏 2-3 千葉 三協F柏]

 合計5ゴールを取り合った27回目のちばぎんカップで、最初の得点はジェフユナイテッド千葉の大卒ルーキーの左足から生まれた。

 前半19分、DF片山瑛一がGK佐々木雅士に戻し、GK佐々木が前線にフィードしようと蹴りだしたボールがペナルティエリアすぐ外にいたDF立田悠悟に当たってしまう。高い位置からプレスをかけていた千葉の前線のMF小森飛絢(←新潟医療福祉大)のもとへこぼれると、迷わず左足を振り抜く。無人のゴールにボールは吸い込まれた。

「GKが前に出ていたので。落ち着いてゴールに流し込むことができてよかったです」。22歳のストライカーは安堵した。

 高校年代は富山第一でプレーしていた小森は、3年次のインターハイでは2度のハットトリックを記録するなどチームを牽引。エースとしてベスト8入りに大きく貢献し、7得点で大会得点王に輝き、大会優秀選手に選出された。

 高校卒業後は、新潟医療福祉大学へと進むと、2年次と3年次に得点王を獲得。4年次の昨シーズンには、JFA・Jリーグ特別指定選手として、9月3日の長崎戦でJデビューを果たしている。

「キャンプのときから彼はゴールを積み重ねている」と小林慶行監督からの信頼も厚い。J2開幕の1週間前に行われたプレシーズンマッチで、スタメンとして起用されると、その期待に応えてみせた。

「FWの選手なので結果を残せばアピールにもなりますし、やっぱり結果が全ての世界なので」

 ゴールを奪うことで道を切り拓いてきた“世代屈指の点取り屋”は、プロのステージでもゴールという結果を追い求めるつもりだ。

(取材・文 奥山典幸)
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