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2戦連続ドローもポジティブな柏DF立田悠悟「マイナスの部分よりはプラスの部分が多い」

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育成年代もプレーした清水から移籍してきた柏DF立田悠悟

[2.26 J1第2節 柏 1-1 FC東京 三協F柏]

 DF上島拓巳、DF高橋祐治、DF大南拓磨とCBを担ってきた主力が抜けた柏レイソルにおいて、清水から獲得したDF立田悠悟は大きな期待をもって迎え入れられた。

 千葉とのプレシーズンマッチのちばぎんカップで4バックの右CBに入ると、続くG大阪とのJ1開幕戦、この日のFC東京戦でも先発に名を連ねた。

 今季からボールを保持するスタイルにシフトした柏において、センターバックが果たす役割は大きい。千葉戦、G大阪戦では流れの中で崩してチャンスを構築する場面を何度も見せていたが、FC東京戦では思うようにボールをつないでいくことができなかった。「ボールがあまり進まない状況だった」ほど風の影響があったと立田は指摘するが、それでも反省点はあったと続ける。

「自分が出てる意味はつなぎのところでもあると思いますし、今年のチームとしての色はもうちょっと出さなきゃいけなかったと思います」

 守備に目を向けると、千葉戦は3失点を喫したものの、G大阪戦の2失点、FC東京戦の1失点と減少。FC東京にはスローインからゴールを許したものの、失点シーンに関しては「セットプレーのところはミーティングしたり、話して解決することだと思う」と立田。FC東京には90分で15本のシュートを撃たれながら、セットプレーでの1失点におさえたのには守備陣の奮闘があった。

 柏はプレシーズンマッチを含めて3試合連続で同じ先発を組んでおり、「お互いの特徴も完璧につかみつつある」と立田は実感している。センターバックでコンビを組むDF古賀太陽は、ともに24歳で東京五輪世代で世代別代表として何度も共闘。GK佐々木雅士には「あれだけのパフォーマンスを見せてくれたので、1個前の選手としてありがたい。彼が自分を引っ張る部分もある」と信頼を置く。

 開幕から2試合引き分けが続いている状況については、「プラスに考えれば、勝ち点は拾えているので。マイナスの部分よりはプラスの部分が多いと思います。そういう考え方をすれば、おのずと勝利は見えてくる」と前を向いた。
 
(取材・文 奥山典幸)
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