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「ああいう選手に勝たないと」…サウジ戦の完封誓うU-21代表DF立田悠悟

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U-21日本代表DF立田悠悟(清水)

 これまでの相手とは違うと理解している。特に決勝トーナメント1回戦中国戦で4得点を叩き出した攻撃陣の破壊力は抜群だった。しかし、ゴールを許すわけにはいかない。U-21日本代表DF立田悠悟(清水)は「自分たちが守れれば負けない。ゼロに抑えることを意識してやりたい」と静かに闘志を燃やしている。

 前日練習は試合会場となるパカンサリ・スタジアムで行われた。芝の感触を確かめた立田は、「前の2会場に比べたら相当良い。自分たちの合っていなかった部分も合ってくるとと思うので、一番やりやすい試合になると思う」と好印象。これまでの4試合では2つのスタジアムでプレーし、「ボールがまっすぐ転がらなかったり、難しいところもあった」ものの、ピッチ面での不安はなくなりそうだ。

 サウジアラビアの最前線には強さと速さとうまさを兼ね備え、中国戦でハットトリックを達成したFWカマラが構える。「Jにもなかなかいないタイプの選手」と警戒を示しつつも、「でも、ああいう選手に勝たないと。この先、あの選手よりももっと上の選手がいると思うので、ここで自分も一段階レベルアップできるような試合をしたい」と自身の成長のためにも、シャットアウトを狙う。

「高さの部分では絶対に勝たないといけないと思っているし、1対1の部分はチーム(清水)でSBをやっていて、1対1の場面も多いので自信がついてきた。自分がシャットアウトして後ろから鼓舞できるようにしたい」

 勝利すれば、森保一監督が目標として掲げたベスト4進出となるが、「自分たちの目標は優勝」とキッパリと語る。「自分としてはアジア大会は特別な大会で、モチベーションはずっと高い。優勝に向かって行けるように勝たないと意味がないので、サウジに勝てるように良い準備をしたい」とサウジアラビアを下し、アジアの頂点だけを目指す。

(取材・文 折戸岳彦)
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