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バースデーゴールの絶好機は無情にも枠外へ…いわきFC谷村海那「もうちょっと気持ちに余裕を持って」

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バースデーゴールを決めることは出来なかったFW谷村海那

[3.5 J2第3節 いわき0-1山口 いわきG]

 バースデーゴールの絶好機だった。前半17分、いわきFCはFW有田稜が相手のバックパスにプレッシャーをかけると、相手GKのクリアを体に当てる。こぼれたボールに詰めたFW谷村海那が流し込むだけという場面に見えた。

 しかしシュートは無情にも枠右に外れる。「自分も押し込むだけと感じたけど、自分の視野にゴールカバーが入ったのが見えて、それをプレッシャーに感じてしまった」。

 前半だけでも谷村が放ったシュートは4本。「誕生日に試合をするのは初めてでしたが、とにかく誕生日とか関係なく、勝たせてやるという気持ちで臨んだんですけど、もうちょっと気持ちに余裕を持っていかないといけないと思いました」。反省の言葉ばかりを並べた。

 花巻東高から国士舘大を経て、20年に当時JFLのいわきに入団。JFL、J3、そしてJ2とチームとともに成長する選手の一人だ。「今日の試合をみてもらっても分かる通り、差があるとは感じない。あとは自分の決定力と、一つひとつの質を上げて行くしかない」。自らの出来がチームの勝敗を左右すると、言い聞かせるように話す。

 3戦目で初の完封負けを喫したいわき。ただここまでの2戦も得点はあるが、リードを奪う展開に持ち込めていないことも、戦いを苦しくしている。次戦の相手はベガルタ仙台。チーム強化を始めたころからプレシーズンマッチを行うなど、関係性の深いクラブだ。谷村も「今まで以上に会場の雰囲気が凄いと思う」と意識を高めると、「自分たちのサッカーを貫いて、勝てるようにしたい」と力を込めた。

(取材・文 児玉幸洋)
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