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山口が開幕3戦2勝1分の好発進!「期待は重々承知」FW皆川佑介の移籍初ゴールが決勝点!!

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[3.5 J2第3節 いわき0-1山口 いわきG]

 待望のゴールが決まったのは後半20分、レノファ山口FCは右サイドで獲得したFKをMF佐藤謙介が蹴ると、ファーサイドに流れたボールをDF松本大輔が折り返す。これで生まれた混戦をFW皆川佑介が押し込んで、先制に成功した。

「(ゴールの場面は)ポジショニングを意識していて、ニアにこぼれてくるかなと思った。自分も期待されているのは重々承知している。自分のゴールで勝利に繋がったことは、非常に嬉しく思います」

 中央大から14年に広島でプロ生活をスタートさせた皆川は、同年に日本代表にサプライズ選出。Aマッチデビュー戦となったキリンチャレンジカップのウルグアイ戦でA契約の条件を満たしたことでも話題となった。そんな皆川も31歳。昨季所属した仙台でJ2リーグ戦33試合で5得点を決めていたが、プロ10年目のシーズンを前に新たに活躍の場を移していた。

「仙台側との話もありましたが、率直に山口に必要とされた。もっと活躍したいと思ったし、山口の求めるサッカーに自分が一致した。自分を生かしたサッカーをしたいと言われたので、移籍を決めました。(山口には山瀬)功治さんもいるし、年齢は言いたくない。まだまだ動けていると思うし、今年は二桁(ゴール)をノルマにしています」

 DF橋本健人(→横浜FC)ら主力の移籍で心配された山口だが、開幕3戦を終えて2勝1分け。3連勝を決めた大分、そして同勝ち点の町田に続く3位と好スタートを切った。皆川も「勝ってないより勝ち星を拾えているポジティブな部分はある」と話すが、「自分たちのチームモデルのビルドアップを良くしていかないと」と慢心もない様子だ。

 この日は前半終了間際に相手選手との競り合いで、DF高橋秀典が脳震盪により交代を余儀なくされた。ただこれも「彼のためにも頑張ろうとポジティブな声を掛け合っていた」と力に変えていたと話す。「今日もDFが体を張ってくれている分、前線が奮起しないといけないと思った」と1-0勝利に胸を張ると、「試合に出れば狙い続けたい」とゴール継続を誓った。

(取材・文 児玉幸洋)
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