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2連勝ならず…上位浮上狙う鳥栖&札幌は1-1ドローで勝ち点分け合う

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[6.10 J1第17節 鳥栖 1-1 札幌 駅スタ]

 J1リーグは10日、第17節を開催した。駅前不動産スタジアムでは、9位サガン鳥栖と7位北海道コンサドーレ札幌が激突。1-1で引き分けた。

 リーグ戦ここ5試合無敗、2連勝を目指す鳥栖と、こちらも2連勝を狙う札幌の一戦。上位陣に食らいつくべく負けられない戦いは、立ち上がりからボールを握って前進を図る鳥栖に対して、札幌が縦に速い攻撃で相手ゴールを脅かす。

 札幌は前半6分、右サイドでボールを受けたMF金子拓郎が緩急でスルスルと抜け出してシュートチャンスを迎えるも、こちらは相手のブロックに遭いゴールとはならない。すると、同22分にアクシデント。攻撃の中心でもあるFW小柏剛が鳥栖DF山崎浩介との接触で座り込むと、プレー続行が不可能に。MFスパチョークとの交代でピッチを後にした。

 攻め込まれる時間帯が続く鳥栖は前半32分にFW岩崎悠人がゴールネットを揺らすも、直前のシーンでMF森谷賢太郎のパスを受けたFW長沼洋一の位置がオフサイドの判定となり得点は認められない。札幌は同40分にボックス内でボールを受けたMF浅野雄也が強引に持ち込んで左足を振ったが、こちらはクロスバーに直撃した。

 ゴールが遠い両チーム。それでも、ここまで猛攻を仕掛けていた札幌が前半の内にスコアを動かす。同43分に左サイドでフリーキックを得ると、浅野が左足で入れたボールでゴール前が混戦状態に。MF宮澤裕樹の折り返しをDF中村桐耶が頭で流し込みリードを手にした。

 ホームで負けられない鳥栖はハーフタイムで選手交代を行い、MF森谷賢太郎を下げてMF堀米勇輝を投入。攻撃の活性化を図ると、後半立ち上がりからボールを丁寧に繋いで試合の主導権を握る。同8分には、左サイドで相手のボールを奪ったDF菊地泰智が駆け上がると、ゴール前に入れたボールでオウンゴールを誘発して振り出しに戻した。

 勝利へ次の1点が重要になる試合。両チームは交代枠を使いながら、試合の流れを引き寄せたい。札幌は後半23分、MF宮澤裕樹に代わってDF福森晃斗が途中出場。鳥栖は同30分にFW小野裕二に代えてFW河田篤秀をピッチへ送り込んだ。さらに札幌は同34分に2枚替えを行い、MF深井一希とFWキム・ゴンヒを投入した。
 
 札幌は後半37分、スパチョークがペナルティエリア内に持ち込んで好機を作るも、ここはMF河原創が粘り強い守備でピンチをしのぐ。その後鳥栖は、MF藤田直之とFW藤原悠汰の2枚をピッチへ入れて逆転ゴールを目指したが、あと一歩及ばなかった。

 試合は1-1のままタイムアップ。勝ち点1を分け合っている。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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