beacon

走行距離&スプリントで試合トップ、新潟MF小見洋太は攻撃を活性化させるも決めきれず「細かいところを突き詰めていくしかない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

昨シーズンはJ2で23試合4得点を記録した新潟MF小見洋太

[6.24 J1第18節 柏 0-0 新潟 三協F柏]

 豊富な運動量でアルビレックス新潟の攻撃を活性化させたのが、MF小見洋太だ。小見が90分で記録した総走行距離は12.450km、スプリント回数は17回。いずれも両チーム通じてトップの数字だった。

 後半終了間際の時間帯でも足を止めず、後半45分に左SBの田上大地からの縦パスを左サイドのスペースで受ける。小見は深い位置からクロスを入れると、FW谷口海斗がダイレクトで合わせるも、GK松本健太にセーブされてしまった。

 小見自身も決定機を迎えていた。後半29分、GKからパスをつないで柏陳内に進入する新潟は、左SBの堀米悠斗の縦パスを小見がおさめて堀米に落とすと、そのまま持ち上がった堀米はペナルティエリア内の谷口へ。谷口はペナルティエリア内に走り込んだ小見にヒールパスを送るも、「ステップが合わなかった」小見はミートしきれずシュートは枠を外れてしまう。

「もっとペナルティエリアの中に入っていこうというのは意識していたので、その意識している部分がうまくチャンスにつながったのは、ポジティブに捉えていいと思う」。小見は自身のプレーを前向きに感じつつも、決定機を逃してしまった部分については、「練習の本数を重ねることもそうですし、練習の1本1本の質であったり、そういった細かいところを突き詰めていくしかないと思います」と、次戦以降につなげていくつもりだ。

 昌平高(埼玉)から加入して3年目の小見は、ルーキーイヤーは3試合の出場にとどまったが、2年目となる昨シーズンは23試合に出場。自身初のJ1でのプレーとなる今シーズンも出場機会を延ばし、柏戦で3試合連続の先発となった。昌平高時代は1トップを務めていたが、現在は左SHを主戦場にしている。「次チャンスもらえれば、そろそろ結果を出すしかないですね」と、J1での初ゴールを狙っていく。

(取材・文 奥山典幸)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2023シーズンJリーグ特集ページ

TOP