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町野修斗が初の海外挑戦、ドイツ2部クラブ入り…ドイツ紙「このレベルの選手はクーデターのようなもの」

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FW町野修斗

 日本代表FW町野修斗の海外挑戦が決まった。29日、4年契約でホルシュタイン・キール(ドイツ2部)への加入が発表された。独『ビルト』が町野のことを伝えている。

 町野は履正社高から2018年に横浜F・マリノスに入団した。ギラヴァンツ北九州を経て、21年に湘南に完全移籍。22シーズンにはJ1得点ランク2位(日本人トップ)の13ゴールを記録した。同年には日本代表デビューも果たし、カタールW杯のメンバーにも追加招集という形で名前を連ねた。

 クラブ公式サイトでは「昨年日本代表に召集され、世界のフィジカルや強度を体感したことで、このままではいけないと感じました。世界で活躍するという夢を改めて叶えたい。そして日本を代表するストライカーになりたい。そのためにはヨーロッパで成長しなくてはならない。そう強く思わされました」とコメント。海外でのさらなる成長を強く意識した言葉を述べていた。

 ドイツメディアでは「J1の湘南出身で、2部リーグのクラブにとってはクーデターのようなもの」と評価。マルセル・ラップ監督は、「修斗は、右でも左でも、そして頭でも、素晴らしいフィニッシュを見せる本物のゴールスコアラーだ。また、ペナルティエリア内で得点するためのすばらしい勘を持っている。メンタリティーの面でも、すばらしいチームプレーヤーであり、私たちに多くの喜びをもたらしてくれるだろう」と語っている。

 スポーツ・マネージング・ディレクターのウーべ・シュテーバー氏は喜びを現わす。「この移籍はもちろん、ホルスタインにとって素晴らしい話だ」。市場価値150万ユーロの町野は、チーム内で最も価値の高いプロ選手だという。

 クラブでは過去にもアジア選手を起用してきた経験がある。韓国人のMFイ・ジェソン(現マインツ)は2018年W杯後に加入し、在籍した3年間で違いをもたらした。日本人ではMF奥川雅也(前ビーレフェルト)も1年間プレーしている。

 町野の背番号は13に決まり、来週半ばに現地入り。7月9日から17日までオーストリアのトレーニングキャンプに参加する。

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