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バスケス・バイロンがJ2・2位東京Vから首位町田に完全移籍「批判されるのもわかった上での決断」

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MFバスケス・バイロンが町田へ完全移籍

 FC町田ゼルビアは6日、東京ヴェルディのMFバスケス・バイロン(23)が完全移籍で加入することが決定したと発表した。

 チリ出身のバスケスは青森山田高から2019年にいわきFC(当時東北1部)へ入団。2020年2月に母国クラブのウニベルシダ・カトリカへ期限付き移籍したが、同年10月にいわきFCへ復帰し、2021年のJFL優勝とJ3昇格に貢献した。

 そして2022シーズンから東京Vに完全移籍。同年5月には自身のインスタグラムで日本国籍を取得する意向を示した。今季はここまでJ2リーグ戦22試合に出場し、2ゴールを記録している。

 町田は現在、2位の東京Vに勝ち点10差をつけてJ2首位を独走中。チームを率いる黒田剛監督はバスケスの青森山田時代の恩師でもある。

 バスケスは加入に際してクラブ公式サイトを通じ、「大きな大きな覚悟をもってきました。J2優勝とJ1昇格を必ず達成できるよう、1日でも早くチームに馴染んでチームの為に全てを懸けて闘います。そして自分の夢や目標にも一歩でも近づき叶えられるよう、日々努力して頑張ります。応援よろしくお願いします」と挨拶した。

 また、東京Vのクラブ公式サイト上では「この決断は本当に悩みに悩んで、自分でした決断です。ヴェルディの選手としてシーズンを戦ってる最中、J1昇格争いをしてる中で僕がこの夏に移籍する事があるなんて正直全く想像はできませんでした。そしてもちろんヴェルディに携わる方々にとっては、理解し難い、あり得ない決断だと思うのは当然だと思います。批判されるのもわかった上での決断でした」とし、移籍の経緯を語っている。

「今回町田に移籍する事になった、大きな1つの決め手は僕のサッカー人生の中で1番影響を受け、僕を育ててくれた黒田監督の元でやりたいという想いと、恩師の元で自分の目標や夢に向かって頑張りたいという想いです。そしてこの時期にオファーを頂けた事も1つの縁やタイミングだと思ってこの決断に至りました」

「東京ヴェルディに携わる皆さんに、今後応援して頂けるかはわからないですが、東京ヴェルディは僕にとって初めてのJリーグクラブでした。初めてピッチに立った時、初めて緑のユニフォームを着た時、初めてサポーターを目の前にした時のあの幸せと感動は絶対忘れません」

「選手としても一人間として僕を育ててくれた東京ヴェルディに携わるみなさんには本当に感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました」

 周囲への感謝を述べたバスケスは「僕はこれからどこに行っても僕がお世話になったいわきFCや東京ヴェルディの存在は必ず僕の心の片隅にいれてやっていきます。みなさんそれぞれの反応や意見はあると思いますが、全てをパワーに変えてこれからも自分らしく頑張っていきます。どうか陰ながらでもいいので応援を宜しくお願いします」とメッセージを送った。

以下、クラブ発表プロフィール

●MFバスケス・バイロン
(Vasquez Byron)
■生年月日
2000年5月16日(23歳)
■出身地
チリ
■身長/体重
175cm/70kg
■経歴
新明サッカースポーツ少年団-東松山ぺレーニアFCJrユース-青森山田高-いわきFC-ウニベルシダ・カトリカ(チリ)-いわきFC-東京V
■出場歴
J2リーグ:50試合6得点
天皇杯:3試合

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