beacon

激戦は終了間際にドラマ…広島がピエロス・ソティリウの後半AT弾で横浜FCと1-1ドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加

[7.16 J1第21節 広島 1-1 横浜FC Eスタ]

 J1リーグは16日、第21節を開催した。エディオンスタジアム広島では、8位サンフレッチェ広島と17位横浜FCが激突。1-1で引き分けた。

 4試合勝利のない広島と6試合勝利のない横浜FCの対戦。互いに久しぶりの白星を目指す一戦は、立ち上がりから一進一退の展開となった。横浜FCは前半10分、自陣深い位置で相手のパスをカットすると、すぐさまカウンターへ。MF山下諒也が右サイドに流れてボールを受けると、そのまま持ち込みゴール前にグラウンダーのボールを通す。最後はFWマルセロ・ヒアンが右足を振ったが、シュートは大きく外れた。

 広島は前半31分にセットプレーから決定機を迎えた。左サイドでフリーキックを得ると、MF茶島雄介が右足で入れたボールをMFエゼキエウがファーサイドから折り返す。ゴール前に味方はいたが、相手に最初に触られて得点とはならなかった。同42分にはFW棚田遼がペナルティエリア手前からシュートを放つも、ここは横浜FCのDF岩武克弥がスライディングでブロック。スコアレスのまま前半を折り返した。

 前半同様に攻防が続く後半の立ち上がり。11分には広島が左サイドから崩して好機を演出。MF川村拓夢がゴール前に折り返したが、エゼキエウはシュートに持ち込むことができなかった。テンポの良いパス回しで前進を図る広島とカウンターから前線を狙う横浜FC。先制点が欲しい両チームは選手交代で攻撃の活性化を図った。

 横浜FCは後半15分に2枚替えを行い、マルセロ・ヒアン、MF山根永遠を下げてMF小川慶治朗、MF近藤友喜を投入。広島は同16分に棚田、茶島を下げてFWピエロス・ソティリウ、MF越道草太をピッチへ送り込んだ。

 その後も交代枠を使いながら先制点を目指す両チーム。すると、横浜FCが後半41分にスコアを動かす。右サイドから攻撃を仕掛けると、パスを受けた近藤が強引に切り込む。シュート性のボールはゴールを逸れていったが、大外にいたMF林幸多郎が突き刺して待望のリードを奪った。

 1点ビハインドの広島は試合終盤にかけて攻撃の手を強めると、後半アディショナルタイム4分に同点弾。横浜FCのGKスベンド・ブローダーセンがボールを処理した後にディフェンスラインを押し上げて足元に落とすと、背後に隠れていたMF柏好文が奪ってラストパス。ピエロス・ソティリウが無人のゴールに流し込んで追い付いた。試合は1-1でタイムアップ。勝ち点1を分け合っている。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2023シーズンJリーグ特集ページ

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP