鹿島アントラーズは25日、ヴァンフォーレ甲府からDF須貝英大(24)が完全移籍で加入することを発表した。背番号は「16」となる。

　山梨県出身の須貝は浜松開誠館高から明治大を経て、2021年に甲府へ正式加入。昨季は主力として天皇杯優勝に貢献した。今季は甲府の新キャプテンに就任。ここまでJ2リーグ戦26試合で3得点を挙げ、天皇杯では2試合に出場していた。

　鹿島のクラブ公式サイトを通じ、「このたび、鹿島アントラーズに加入することになりました須貝英大です。伝統あるアントラーズのために、自分の力を最大限に発揮し、強い覚悟を持って戦います!鹿島魂で、常に勝利を!皆さん、よろしくお願いします!!」と挨拶している。

　また、甲府のクラブ公式サイト上では「この度、鹿島アントラーズに移籍することを決断しました」と報告。「シーズン途中にチームを離れることには、様々な意見があることも理解しています。甲府への思い、感謝の気持ちがある中でしっかりと考えました。サッカー人生でいつチャンスがあるか分からない中で、鹿島アントラーズからお話を頂き、自分自身挑戦したいと強く思い、この決断をしました」と説明している。

　続けて「プロサッカー人生を地元ヴァンフォーレ甲府でスタートできたこと、たくさんの経験ができたこと、サポーターの温かさ、一体感を感じ、素晴らしいチームでプレーすることができて本当に幸せでした。新しいステージで必ず活躍し、山梨県、そしてヴァンフォーレ甲府の名を広め、少しでも恩返しできるように頑張ります」と決意。最後に「甲府のJ1昇格、天皇杯優勝、ACLへの新たな挑戦を心より応援しています」とエールを送り、「約2年半本当にありがとうございました」と感謝を述べた。

以下、クラブ発表プロフィール

●DF須貝英大
(すがい・ひでひろ)
■生年月日
1998年10月27日(24歳)
■出身地
山梨県
■身長/体重
172cm/67kg
■経歴
フォルトゥナSCジュニア-フォルトゥナSCジュニアユース-浜松開誠館高-明治大-甲府
■出場歴
J2リーグ:87試合9得点
天皇杯:7試合

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