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井上潮音の恩返し弾などで横浜FCが“金星”!連発中の大迫勇也不発…首位神戸痛すぎる敗戦

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恩返し弾を決めた井上潮音

[8.6 J1第22節 横浜FC2-0神戸 ニッパツ]

 横浜FCがホームでヴィッセル神戸を2-0で破った。横浜FCの白星は9試合ぶり。勝ち点を18に伸ばして、昨日勝利した湘南を再び上回った。神戸は6月10日のC大阪戦以来となる敗戦。リーグ3戦連発中だったFW大迫勇也も不発に終わり、下位相手に痛い黒星を喫した。

 横浜FCはGK永井堅梧が第5節の京都戦以来となる先発出場。また出場停止のDF吉野恭平に代わってDFンドカ・ボニフェイスが9試合ぶりの出場を果たし、ボランチのMF和田拓也も7試合ぶりに先発出場した。

 神戸はDF大崎玲央が出場停止。さらにDF酒井高徳がベンチ外となったことで、右SBでDF飯野七聖が20試合ぶりに先発出場。前節の川崎F戦では途中出場途中交代だったMF汰木康也が2試合ぶりに先発復帰した。

 序盤から神戸がセットプレーでチャンスを作った。しかし前半16分のDF初瀬亮の左FKを合わせたMF佐々木大樹のヘッドが枠上に外れるなど、好機を生かしきれない。

 すると前半23分だった。横浜FCは右サイドをドリブルで持ち上がったMF井上潮音がミドルレンジから右足を一閃。21年から2シーズン在籍した神戸を相手に鮮やかな“恩返し弾”を突き刺して、先制に成功した。

 前半のうちに追いついておきたい神戸だったが、相変わらず決めきることが出来ない。前半40分には左サイドから佐々木が上げたクロスを大迫がヘディングで合わせるが、シュートはクロスバーに嫌われた。

 1-0のまま後半も試合が進み、お互いに交代カードを切っていく。まずは後半17分に神戸が汰木に代えてFWジェアン・パトリッキを投入。対する横浜FCは同19分からFWマルセロ・ヒアンに代えて、古巣対決となるMF小川慶治朗をピッチに送り込んだ。

 すると後半20分にスコアが動く。横浜FCはMF山根永遠のロングパスでDFの背後に抜け出したMF山下諒也がスピードに乗ったままエリア内に侵入。前に出たGKをしっかりと見極めて、右足で流し込んでみせる。

 井上と山下は奇しくも、横浜FCが前回勝利した5月20日の川崎F戦でも揃って今季初となるゴールを決めていた。そして今季2ゴール目も首位相手の大一番でも“アベック弾”。勝ち点3をぐっと引き寄せる。

 横浜FCは後半34分にエリア内に侵入した小川がDFマテウス・トゥーレルに足をかけられてPKを獲得。これをMF伊藤翔が蹴るが、GK前川黛也に止められて、追加点はならない。しかし試合はこのまま横浜FCが逃げ切り、首位相手に大きな白星を手にした。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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