FC東京は17日、湘南ベルマーレに期限付き移籍していたFW山下敬大(27)が両クラブおよび選手合意のもとで契約を解除し、FC東京へ復帰することを発表した。

　福岡県出身の山下は九州国際大付高、福岡大を経て2018年にレノファ山口FCでプロ生活をスタート。その後、ジェフユナイテッド千葉、サガン鳥栖を渡り歩き、2022年にFC東京へ完全移籍した。今季は湘南に期限付き移籍し、ここまでJ1リーグ戦5試合、ルヴァン杯3試合に出場。先月3日に左膝半月板損傷による手術を受けていた。

　FC東京復帰にあたり、クラブ公式サイトを通じて「このたび、東京に復帰することとなりました。今シーズンに関してはリハビリが中心になると思いますが一日一日を大切に取り組み、身体も心もパワーアップできるように頑張ります。僕自身はまた東京ファミリーとして戦えることを嬉しく思っています。東京を愛するみなさんと同様に、僕もチームのためにできることを全力で取り組んでいきます。よろしくお願いします」とコメントしている。

　また、湘南の公式サイトでは「先日発表のあった通り左膝の手術をし、復帰まで半年以上かかるためFC東京へ戻ることになりました」と報告。「今季、湘南ベルマーレで活躍したいという想いを強く持っていたので、シーズン途中での離脱、移籍は悔しいですしチームの力に全くなれず申し訳ない気持ちでいっぱいです」と心境を吐露している。

　それでも「僕は湘南ベルマーレの一員として戦えたことを誇りに思っていますし移籍をしてもそれは変わりません」と語った山下は「これからも応援してほしいとは言いませんが、また皆さんとスタジアムで会えることを楽しみにリハビリを頑張ります。必ずパワーアップしてピッチに戻ってきます」と誓い、「半年間という短い間でしたが本当にありがとうございました」と感謝を述べた。

以下、クラブ発表プロフィール

●FW山下敬大
(やました・けいた)
■生年月日
1996年3月13日(27歳)
■出身地
福岡県
■身長/体重
184cm/79kg
■経歴
九州国際大付高-福岡大-山口-千葉-鳥栖-FC東京-湘南
■出場歴
J1リーグ:55試合9得点
J2リーグ:106試合23得点
カップ戦:12試合
天皇杯:8試合3得点

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