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「このタイミングでの苦渋の判断」鹿児島が大嶽監督の退任を発表…大島ヘッドコーチが新指揮官に

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鹿児島が大嶽監督の退任を発表

 鹿児島ユナイテッドFCは22日、大嶽直人監督(54)と登尾顕徳ゼネラルマネージャー(39)が退任することを発表した。また、大島康明ヘッドコーチ(41)が新監督に就任することも併せて報告。同日のトレーニングから指揮を執るという。

 鹿児島は今季J3リーグ戦で23試合を消化し、10勝4分9敗(勝ち点34)で5位。現在3連敗中で、自動昇格圏内の2位とは6ポイント差となっている。

 徳重剛クラブ代表は公式サイトで大嶽氏に対して「多大な貢献や功績に、心より感謝を申し上げます」と述べ、「2023シーズンはJ3優勝とJ2昇格を目標と掲げており、このタイミングでの苦渋の判断となりました」と説明。「残り15試合をチームは新たな体制で一丸となり、1戦1戦を必死に戦って勝点を積み重ねて行くことを目指します」と表明し、「皆様には、今後も熱い厚いご声援、ご支援のほどお願い申し上げます」と呼びかけた。

 昨季から指揮官を務めていた大嶽氏は退任にあたり、「ファン・サポーター、スポンサーの皆様、いつも熱い声援をありがとうございます。今季思うような結果を残せず責任を感じています。良い時も苦しい時も変わらず熱い声援をありがとうございました。約1年半、共に戦ってくれた選手、スタッフ、ファン・サポーター、スポンサーの皆さまには本当に感謝しています。シーズン途中で鹿児島ユナイテッドFCを離れることになり心苦しいですがJ2昇格、またクラブの更なる発展を心より願っています。本当にありがとうございました」と感謝を語っている。

 新たにチームを率いる大島監督は「監督就任は簡単な判断ではありませんでしたが、鹿児島に来て7年目になり、この街、クラブ、サポーターたちへの想いは言い表せないくらい深く、お受けすることを決断しました。クラブが掲げる目標達成のために覚悟と責任をもってまいります。共に戦って下さい。宜しくお願いします」と挨拶した。

以下、退任する大嶽直人氏のクラブ発表プロフィール

●大嶽直人
(おおたけ・なおと)
■生年月日
1968年10月18日(54歳)
■出身地
静岡県
■指導者資格
日本サッカー協会S級ライセンス
■選手歴
1984年〜1987年:東海大学第一高校
1987年〜1991年:順天堂大学
1991年:全日空サッカークラブ
1992年〜1997年:横浜フリューゲルス
1998年〜2001年:京都パープルサンガ
■代表歴
1991年:ユニバーシアードサッカー競技シェフィールド大会 日本代表メンバー(全試合フル出場)
1992年〜1995年:日本代表Aマッチ通算1試合出場
1992年:第10回アジアカップメンバー(優勝)
1993年:FIFAワールドカップ アメリカ大会アジア予選メンバー
1994年:第12回アジア競技大会 メンバー(ベスト8)
■指導者歴
2001年:京都パープルサンガ普及部 コーチ
2002年〜2005年:京都パープルサンガトップチーム コーチ
2006年:京都パープルサンガユース コーチ
2007年:京都サンガF.C. U-13 監督
2008年:横浜F・マリノス コーチ
2009年:明治学院体育会サッカー部 監督
2010年〜2012年:伊賀フットボールくノ一 監督
2013年~2015年:ギラヴァンツ北九州 コーチ
2016年〜2017年:京都サンガF.C. ヘッドコーチ
2018年〜2021年:伊賀フットボールくノ一 トップチーム監督
2022年:鹿児島ユナイテッドFC 監督

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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