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ドリブル、パス、シュートで違いを生み出す桐光学園MF齋藤俊輔は水戸で結果に「注目してもらいたい」

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桐光学園高MF齋藤俊輔は水戸で結果を残す

 桐光学園高(神奈川)の高速アタッカー、MF齋藤俊輔(3年)が24年から水戸ホーリーホックへ新加入することが内定した。齋藤は「嬉しいですし、プロで自分が結果を残してやっていかないといけないので、これからだなと思います」と意欲。ドリブル、パス、そして「特に評価されたのはシュートですね」という武器で違いを生み出すMFが、水戸からプロへ挑戦する。

 齋藤は下級生時から注目されていたが、今季は得意の高速ドリブルで止まらない存在に。スピードに乗ったドリブルで局面を破り、クロス、シュートへ持ち込んでいく。直接FKも注目だ。公式戦で圧巻のゴールを決めていたMFは、今夏のインターハイでも躍動した。準々決勝・尚志高(福島)戦でスーパーゴールを決めるなど桐光学園の決勝進出に貢献。準決勝に負った怪我によって決勝はベンチスタートとなったが、交代出場で同点ゴールをアシストした。

 インターハイはPK戦の末に敗れて準優勝に終わったが、その直後、すでに2度の練習参加をしていた水戸からオファーが届いた。プロ志向だった齋藤は目標の一つを達成。水戸の印象について、「若手を使うというところで、J2で一番J1に輩出しているのでチャンスがある。チームも若くてやりやすいなと思いました」。練習参加した際に手応えと課題を感じたという。

「ある程度ドリブルはできるなと思ったけれど、(プロの)判断は速いんでもっと上げていかないといけない。プロと高校生はだいぶサッカーが違う。プロの方がガッと来るのはないけれど、来た時に剥がすことが多い。1人かわすことはプロの中でできていた」。間でボールを受ける動きや得点力に長けたMF小原基樹やMF武田英寿らから刺激を受けたという。

 プロでの目標は「(1年目は)途中交代でも少しでも出て、2年目、3年目をスタメンで迎えたい。(将来は)プレミアリーグでやりたいと思っているので、20代前半で海外に出て、結果を残すというのは思い描いている」と力を込めた。

 サポーターには「ドリブルからのシュートとかアシストを見て欲しいですし、結果が求められるので、そこに注目してもらいたいです」。間もなく選手権予選が開幕。「キツイ時にチームの流れを変えて救えるという選手になりたい。選手権でも(決勝の)国立までやれるように、チームでやり切りたい」インターハイ決勝で敗れたリベンジ、日本一を勝ち取ってプロの世界へ飛び込む。

(取材・文 吉田太郎)
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Text by 吉田太郎

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